東京湾臨海署管内で強盗事件が発生。強行犯第一係は、交機隊小隊長・速水の協力を得て、夜明けを待ち家宅捜索を開始、犯人の身柄を確保した。しかし、続けざまに無線が流れ、江東マリーナで死体が浮かんだという。被害者はグラビアアイドルの立原彩花と判明。近くのプレジャーボートで被害者のものと思われるサンダルが見つかった。ボートの持ち主は、立原が愛人との噂がある芸能界の実力者だというが…。芸能界を取り巻くしがらみに、安積班が立ち向かう!ドラマ化常連の大人気シリーズ待望の文庫化。
コロナ禍で一段と東京一極集中の是正が叫ばれているが、事はそう単純ではないと井上氏。私たちの東京への思いは複雑で、歴史的に捉える必要がある。そう、京都から東京に天皇が移り住んだ時代まで遡って。『京都ぎらい』の井上氏に対するのは、二都を往復する気鋭の建築家・青木氏。二度の東京五輪と大阪万博など、古今東西の都市開発のレガシーについて論じ合う。話題はGHQ、ナチスから黒川紀章、ゴジラ、寅さんまで縦横無尽。
川端康成、中原中也、尹東柱ー京都と縁のある文学を題材に、不思議な出会いに翻弄される人々を描く。不良少年の東住、彼の名前の由来は戦時中独立運動の疑いで投獄された尹東柱だった…。(「東柱(ドンジュ)と東柱(とうちゅう)」)大学生の秀文は、曽祖父と笑顔で写真に写る謎の女性の姪孫を訪ねた…。(「『土曜日』のフランソア喫茶室」)第八回京都本大賞受賞の著者が紡ぐ、新たな京都ミステリ四編。
ヤバいよ、“原 由子”てえ奴は。31年ぶりの“ヤバい”オリジナルアルバムリリース決定!
◆サザンオールスターズの紅一点。キーボーディストであり、ボーカル・コーラス・アレンジなども幅広く担当し、
バンドの音楽的かつ精神的支柱である原 由子が、1991年発表の『MOTHER』以来、実に31年ぶりのオリジナルアルバムをリリース。
◆『はらゆうこが語るひととき』(1981年)、『Miss YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd』(1983年)、『MOTHER』(1991年)に続く、
4作目のオリジナルアルバムのタイトルは『婦人の肖像 (Portrait of a Lady)』。クリムトの絵画から着想を得て名付けられた
本作のスタジオ制作作業が始まったのは、コロナ禍真っ只中の2021年7月。44年の音楽キャリアを共に生き抜いてきた“戦友”
そして“楽友”である桑田佳祐による全面バックアップのもと、柔軟で彩り豊かな音楽性と、野心的で実験的なサウンドメイクに
磨きがかけられ、穏やかで柔らかな“原 由子”のパブリックイメージを大胆に刷新する作品になった。
◆音楽人として、そして目まぐるしく移ろう社会を渡り歩き、時代と闘ってきた来たひとりの女性として、
ただひたすらに音楽と向き合い発露した彼女の“本懐”がこのアルバムには色濃く表現されている。
◆本作には新曲が全10曲収録される予定で、桑田佳祐によって作詞・作曲された新曲「ヤバいね愛てえ奴は」が、
7月12日(火)より放送開始となるNHK総合 ドラマ10「プリズム」の主題歌に決定。
◆完全生産限定盤には、特別映像作品が同梱(詳細は後日発表)
三方を山に囲まれ、水に恵まれた京都。米や酒は上質で、野菜や川魚も豊かだ。それだけではない。長年、都だった京都には、瀬戸内のハモ、日本海のニシンをはじめ、各地から食材が運び込まれ、ちりめん山椒やにしんそば等、奇跡の組み合わせが誕生した。近代以降も、個性あふれるコーヒー文化、ラーメンやパン、イタリアンなど、新たな食文化が生まれている。風土にはぐくまれ、人々が創り守ってきた食文化を探訪する。
今世紀、宗教と科学の戦争は、さらに過熱している。乱立するパロディ宗教、科学風味の創造論、もはや「普通の宗教」など存在しない。百年前のテネシー州で、茶番が死闘と化した猿裁判、二〇〇五年のカンザス州、「ポケモンの町」の公聴会で地球の年齢をめぐって孤軍奮闘した難民出身の弁護士、そして、新無神論者「四騎士」の登場で戦線は拡大する。次の百年、淘汰されるのは、はたしてどっちだ?
400兆円産業をめぐる権謀術数。EVの覇権争いが日本を襲う。テスラ、BYD、VW、トヨター勝者は誰だ。これは正論の競争じゃない。雇用をめぐる国家間の戦いだ。世界の自動車メーカー幹部・現場を徹底取材。
料理家・栗原はるみ、初めてのガイドブック!居酒屋、カフェ、スーパーマーケット、ファッション、雑貨、神社仏閣、おみやげなど、何度も旅して見つけた全58スポットを掲載!本当に知りたかった“普段の京都”を一冊に。
きつねうどん、しっぽく、けいらん、のっぺい、ちゃんぽん、衣笠丼、木の葉丼、カレー丼…京都の食堂は歴史の中で、「麺類・丼物」を中心にして独自の発展を遂げてきた。うどんも丼物も中華もある京都食堂の魅力とは?食いしん坊の地理学者たちが店に足を運び、味わい、観察し、文献を渉猟して、謎多き京都食堂文化に迫る。待望の研究書が、文庫書き下ろしで、ついに登場。
「二十歳まで生きられない」という呪いをかけられた澪を救うには、呪術によって生み出された千年蠱を祓うしかない。しかしそれは、澪が心を寄せる高良の死を意味していたー。呪いだけ解いて、高良を生かす方法を探る澪だが、高良の孤独な姿を見るたび、胸が苦しくなる。そんな澪を心配する兄の漣、護衛役の波鳥は…。澪の相棒である精霊たちも活躍する、人気の呪術幻想譚シリーズ第四弾。文庫書き下ろし。
現代世界の動向の鍵を握るキリスト教とイスラム教は、ユダヤ教から生まれた兄弟宗教だが、これほど対蹠的で仲の悪い兄弟も珍しい。しかるに多くの日本人は、キリスト教的考え方には馴染んでいるが、イスラム教についてはほとんど知識がない。これでは、われわれの外国理解、異文化理解は歪んだものになる。本書では、両宗教を比較することによってそれぞれの特質を学び、われわれの考えをより豊かにしようと試みた。
「平和ボケ国家」ニッポンの源流。暴走する「カミカゼ信仰」に楔を打ち込む。
91歳の思い残し、語り残し。名旅館「柊家」を訪れた、三島由紀夫、川端康成、林芙美子、チャップリンらが、旅先の宿で見せた素顔と心に残る思い出に、著者の心意気を重ねて綴る珠玉の一冊。お・も・て・な・しのこころが演出する至福のひととき。
ハイテク装備のブラックホーク・ヘリ2機の墜落は、タスク・フォースの兵士たちに大きな動揺をもたらした。救援のための車輌部隊も混乱をきたし、増え続ける負傷者の後送は困難をきわめる。刻々と事態は悪化し、水や食料、弾薬の不足に苦しむ彼らは絶対数で勝る敵に追いつめられてゆく…一昼夜におよぶ緊迫した局地戦の全貌を抜群の構成力と映像的な筆致で描破し、全米大ベストセラーとなった話題作。
幸福とは何であるか、哲学の根本問題を平明な言葉で綴る不朽の古典。清新な日本語訳、ついに成る。
人に操られない、人を操らない生き方とは。自分でできる、実践アサーション・トレーニング。
「おいしい」もの。「旬」のもの。「地」のもの。京都に住んで7年の至福。