粟田口不動産で働くのにも慣れてきたれんげは、社長の村田に紹介された女性から、30年以上生きているという猫又探しを依頼される。なぜか同行するという白菊命婦と、蚕の神様だという木島神を連れて、丹後・金刀比羅神社へと向かう。あやかし猫又の手がかりとなる“金色”とは一体なんなのか…。今回も京都各地の和菓子を味わいながら、れんげはあやかしと神様に振り回されていく。大人気の不思議物語、第9弾。
失踪した虎太郎を捜すため、再び丹後の地を訪れたれんげ。突然現れた陰陽師・賀茂光栄を引き連れて、大江山の鬼伝説を調べていく。光栄によると、虎太郎には鬼が取り憑いており、大いなる禍を引き起こすというのだ。捜索の最中、背中に羽を生やした不思議な少年・カルと出会い、彼の仲間である鬼も捜すことになる。虎太郎に取り憑いた鬼とは何なのか。和菓子とあやかしが織り成す不思議物語、第10弾。
恋人の拓己が体調を崩した原因を探るため、ひろは水神のシロと共に拓己が前日訪れた桃山の幽霊屋敷に向かった。現れたのはヒスイと名乗る謎の美しい青年。その屋敷は多くの作品に命を吹き込んで亡くなった彫刻家のものだったらしく…。水の加護篤いひろが、いつも自分を守ってくれる拓己のため謎の解明に立ち向かう!京都あやかし事鎮め、二人はさらなる一歩へ!
夏休み、茜は進路に悩んでいた。大学進学か、就職か。妹のすみれと自立して暮らすためには就職すべきと思いつつ、どこかで踏み切れない自分もいた。そんな折り、地蔵盆の手伝いをしていた茜たちは、奇妙な足跡を児童館のあちこちで見つけて…!?巡る美しい季節のなか、茜は人々の想いに触れつつ、自らの気持ちと役割に気づいていくのだが。京都岡崎・青春物語!
「SUUMO注文住宅 京都・滋賀で建てる」は、地元のハウスメーカー・工務店情報を地元の人に届ける住宅情報誌です。そろそろ注文住宅を建てたい…素敵な家具やインテリアに囲まれながら、理想の住まいで暮らしたい…そんなあなたの夢がグッと近づく一冊です。
[今月の特集]
■本当に住みやすい 間取り&デザイン
家づくりの醍醐味であり、住み心地を大きく左右するカギとなる「間取り」と「デザイン」。SNSやインターネット上にも情報はあふれているけれど、何を選べばいいの? と思うはず。今号では、そんな疑問に答えるべく、先輩施主やプロの声を基に“ 本当に住みやすい間取り&デザイン”を大特集。自分たちに合うアイデアを見つけよう
■プロ&施主のお墨付き間取り51選
■この家が好き!最旬デザインBEST5
■住み手が語る 人気間取りの〇と×
■やっぱり実物!モデルハウス見学術
■家づくりスタートBOOK
なぜ日本の中心都市から脱落したのかー異色の京都論!「空襲がなかったから古い町並みが残る」「京料理は伝統的和食の代表」「職住一致が空洞化を防いだ」「魅力的景観は厳しい保護策のおかげ」-これらの印象論は本当に正しいのか?地元の「洛中」礼賛一辺倒に疑問を持つ京大出身の経済学者が、「千年の都」が辿った特異な近現代の軌跡を、統計データを駆使して分析する。
1996年から1998年、秋田県北部にある「バスケの街」の高校生たちが巻き起こした狂騒曲!3年間の全国大会成績ー44勝0敗!!!!!田臥勇太を擁し、前人未到の9冠を達成した1996-1998年の能代工バスケットボール部。あれから25年ー。監督、選手、マネージャー、対戦相手など徹底取材。奇跡のチームの秘密と今に迫るスポーツノンフィクション。
イギリス古生物学の権威で保守的ダーウィン主義者であるホールステッド博士による、海外からは初めての「今西進化論」批判。今西錦司博士との会見記と英科学誌「Nature」で展開された今西進化論をめぐる論争を巻末に収録。
ワールド時計社長令嬢の楠木かおりが、国鉄の人気欧風列車サロンエクスプレスから、忽然と姿を消した。「京都号」と名づけられた列車に、かおりは新製品キャンペーンの責任者として80組のカップルを招待し、京都に向かっていたのだ。彼女には失綜する動機はない。いかにして彼女は消えたのか?しかも、列車内で女性客の縊死体が発見されるに及んで、車内は騒然となった…。ご存じ十津川警部の推理が冴える、トラベル・ミステリーの傑作。
京都放送のニュースキャスターを務める作家・沢木麻沙子は驚愕した。前夜、化野念仏寺でインタビューした若い女性と子供が絞殺されたのだ。事件を追う麻沙子に「大分の友人に話を聞け」との情報が入るが、彼女もまた事件の翌日、溺死し、同居の子供が消えていた。これは連続殺人なのか。が、犯行時間に無理がある。謎のままに、今度は情報提供者の女が殺された。
買った、使った、ン、納得。あの谷村志穂・飛田和緒コンビが厳選した逸品46点。全品カラー写真でご紹介。予算別索引付き。
第2次大戦下、100万都市京都が「無傷」でのこった。それは文化財ゆたかな古都だから(ウォーナー伝説)ではない。それどころかー投下第1目標は京都だった。「原爆」と「ジェノサイド爆撃」の間で翻弄された京都。「平穏な京都」の裏でたたかわされたアメリカの軍・政府内の葛藤を活写する。
上洛した会津藩主従は、新選組と協力し、京の街を荒らしまわる過激派不逞浪士の取締りを強化する。八・一八の政変で、三条実美ら尊攘派公卿や長州勢は京を追われるが、残存の勢力が王都襲撃の陰謀を着々と進めていた。それを察知した新選組が池田屋を急襲、多数の浪士を検束した。吉川英治文学賞受賞作品。
何か目に見えない力に背中を押されたように、青春時代に遠藤周作とめぐり会った二人。人はなぜ生きるのか、という疑問を抱えながらそれぞれの道を行き、辿り着いたキリスト教への信仰。キリスト教の神は、厳しくも怖くもない、母の愛にも似たものなのだ。
ナチズムの新しい帝国創造のヴィジョンと世界破壊の欲望は、今日の私たちの社会にも繰り返し甦って来る。ナチの黙示録的な鉤十字運動は、どのように人々の心を魅了したのだろうか。神話と象徴に彩られ、無意識の想像力を緻密に体系化した“血の結合”の幻想と実践の分析を通して、普通の人々をも狂気に駆り立てた政治的世俗宗教の実態を抉り出す。「祭司」ヒトラーと「伝道師」ゲッペルスが紡いだ破壊と終末の幻想を切開する現代史のプロファイリング!