奈良・京都の寺はまさに仏像の宝庫。この本では、法隆寺、東大寺、東寺、平等院などの数々の古寺をめぐり、飛鳥時代から鎌倉時代におよぶ代表的な仏像の前に立ち、仏像の表情や意匠、技法などを、写真や図版でていねいに解説。時間をさかのぼり、昔に思いをはせながら仏像を見るたのしさを伝える。
仏の慈悲かキリストの愛か。天国と極楽は同じか。輪廻思想と復活思想はどう違うか。南無阿弥陀仏とアーメンの意味は?身近な疑問に答える形で二つの宗教の本質に迫る画期的宗教案内。
思索の力が衰えたヘレニズムの黄昏にあって、新たな相貌のもとに〈愛智〉を甦らせたギリシア教父。〈人間神化〉思想の真髄に迫る。
都市デザインとは「都市の公共領域」のあり方をとりあつかう方法である。本書ではさらに、「敷地と街区」「町並み」「商業空間」など都市空間における建築のあり方や「住民参加」など計画づくりのソフトな側面にも着目して構成が設定されている。
「源氏物語」「平家物語」「明月記」など古典の舞台を追想しながら往時の遺跡を訪ね都大路に漂う王朝ロマンの余薫を偲ぶー。
本書は、理工系とくに工学系大学院修士課程の、最近数年間の入学試験で出題された数学問題を集め、内容によって分類し、読者の実力向上に資するため、要項・解説・解答を付したものである。
仏教を考える上で、もっとも根元的な難問は「仏教をどう生きるか」ということではないか。現代、日本人にとって、この問いに応えることが焦眉の急務になっている。その難問に対処するには、まずブッダの人生と仏教の歴史を等分の視野におさめる必要がある。ひとり日本においてのみ繁栄を誇り、しかし今や、その生命力を枯渇させつつ自滅の道を突き進んでいる大乗仏教ー。日本の仏教を、ブッダ誕生の原点に立ちもどって検証する。