ついに決意して町屋を出たれんげは、義経と弁慶を連れて平泉へと向かう。延長した京都滞在は楽しかった。けれど、虎太郎にはたくさん迷惑をかけてしまったし、東京でやるべき手続きもある。だから、仕方ないのだ。そんなれんげだったが、平泉でもあやかしに遭遇!新たな受難に頭を抱えてしまうのだった…。あやかしと甘味を巡る不思議物語、第4弾!
「伝説」から、京都の埋もれた歴史が明らかに。
とあるシェアハウスの“開かずの間”。ひょんな理由から女子学生がその部屋に住むことになった。ただしクローゼットは絶対に開けないという条件で。ところが夜になると聞こえてくる謎の音。日に日に増すこの音は一体どこから…(「シェアハウス」)。京都・蓮久寺の三木大雲住職が受けたリアルな相談・体験談に説法を織り交ぜた新しい怪談。
六角堂を皮切りに、清水寺、泉涌寺、壬生寺中院等々、京都市中の観音信仰の名刹をめぐる「洛陽三十三所」。各札所の基礎情報とともに、初公開・初掲載も多数含む寺宝をすべてカラー図版で紹介。充実の解説とコラム・論文・年表も備えた「洛陽三十三所」を闊歩するための絶好の道先案内となる一冊!
父の再婚で家に居場所をなくし、大学進学を機に京都へやってきた文香。ある日、神社で1冊の御朱印帳を拾った文香は、神だと名乗る男につきまとわれ…。「私の気持ちを届けてほしい」それは、神様の想いを綴った“手紙”だという。古事記マニアの飛鳥井先輩とともに届けに行く文香だったが、クセの強い神様相手は一筋縄ではいかなくて!?人が手紙に気持ちを託すように、神様にも伝えたい想いがある。口下手な神様に代わって、大切な想い、届けます!
持ち歩く祇園祭りガイドの決定版!どこよりも詳しい山鉾・神事解説。集印帳にもなる、何でも書き込める、携帯に便利な2分冊。
「損保数理」の試験範囲全章の公式や演習をカバーする初の学習支援書。アクチュアリー試験受験者を幅広く集めた研究会の主宰者が、研究会での豊富な経験を基に、学習方法、必須の公式、および公式を利用した問題の解法を、受験者に寄り添い解説した。初学者のための、最初の最適な一冊。
統計を理解するコツはまず“慣れる”こと。そして、学ぶときのコツは“計算の流れを目で追ってみる”こと。つまずきやすい統計量の計算も、カベともいえる推定・検定も、Excelを使っていろいろな方法で計算してみるとさらに深く理解することができる。さあ、あなたもページをひらいて…マウスをカチッ。
改革開放の開始から四〇年。いま中国経済は重大な転機を迎えている。アメリカとの貿易戦争と成長の鈍化。習近平や李克強の指導する現政権下では、富強と効率と公正という三つの原理のトリレンマにより、改革が踏み惑っている。今後、中国はさらに飛躍を遂げ、国民統合と社会の安定が進むのか、それとも各種の社会経済的矛盾が激化して社会の混乱や政情不安をもたらすのか。長年にわたって中国経済を見つめてきた著者が、矛盾に満ちた経済発展史と今後進むべき道筋を解説する。
京都。250年前から近代へ、時空を越えた王道の美。円山・四条派の全貌を見渡す永久保存版!
管理会計は最強のコミュニケーション!「見える化」→「考える化」→「行動化」のサイクルで会社が活性化!根気よく、手順を踏んで、すぐ実践!
両雄アレクサンドロスとカエサル、二大弁論家デモステネスとキケロらを収めた待望の新訳。
元芸妓のもも吉は、わけあって今は祇園で甘味処「もも吉庵」を営んでいる。一見さんお断り、メニューは「麩もちぜんざい」のみの小さな店だ。そんな店を訪れるのは、舞妓になるために十五歳で祇園へやってきた少女、妻を亡くして一人で京都を旅する中年男性ーさまざまな悩みを抱えた人たちへのもも吉の言葉は、ときに辛口だが、彼らの心を解きほぐしていく。京都の四季に彩られた感動の連作短編集。