浮世絵とは当時の風俗を描いた絵のこと。一般的には「版画」のイメージがあるが、本書では世界に一点しかない、肉筆(絵師の直筆)の浮世絵を収録。
本書は京の風土に息づく老舗の和菓子を紹介するものである。
「生命」とは何か!?脳死による臓器移植・精子バンクからの人工授精・もはや動物だけではないクローン、医療技術の発達と伝統的倫理の衝突。オーストラリア出版協会賞受賞。欧米では「死んでいる」人が日本では「生きている」。
アッシリアの勃興からローマ帝国の隆盛まで、壮大なスケールで描くヘレニズム世界の通史。
幼いあのころを思えば、胸によみがえるあの歌、この歌。四季それぞれの遊びや生活のなかに息づくわらべ歌の世界。
ストア派哲学者でローマ五賢帝の一人、マルクスが綴った名高い哲学的日記。
儒道二教の元は一つ!!儒教を修め、老荘を楽しんだ著者が混濁の世に人の生き方を真摯に論じた18篇。
本書は、建築の強と用と美を追求した古代ギリシア・ローマから、中世の技術と思想をリードしたキリスト教建築、ルネサンスに始まりさまざまに開花した近世建築まで、建築様式の歴史を描く。
たたずまいに秘められた美の文化。静かな美しさをたたえる庭園・公園にも、その背後には語り尽くせぬ歴史がある。日本とヨーロッパ、対照的に見えるふたつの流れから、21世紀の景観デザインを示唆。
思想と現実のはざまで、「近代」は多様に結晶した。産業革命からポスト・モダン以後まで、類書を圧倒する多数の建築家・作品を取り上げ、近代建築の全貌を明らかにする。詳細な索引付。
今、スペインでは宗教と祖国の一体性へと導いた中世後期からの歴史過程を負の遺産として評価しようとしている。一四九二年は、スペインが中世に栄えていたイスラームとユダヤの豊かな文化を喪失した年、スペインがカトリック的宗教統一に向かって閉鎖的な社会になっていった年として記念され、あわせて多文化共生の重要性が強調された。歴史的記憶は大きく塗り替えられている。
激動の前四世紀にギリシア統一を訴えた、弁論術の巨星の全容が今、蘇る。本邦初訳。
革命と反革命がせめぎあう20世紀ラテンアメリカを舞台に検証する-。宗教パワーはどう動くか。
藤原道長や秀吉がめざした聖地、魂の安息を求める1200年の旅。空海が味わった挫折と復活、現代人に活力を与える生き方に迫る!本書では、高野山の歴史、空海の思想とあわせ、近年話題になっている密教と錬金術と水銀のミステリアスな関係についても光りをあててみた。