中世キリスト教修道士のM.エックハルト、中国と日本の禅僧、浅原才市ら真宗の念仏者・妙好人。東西の求道者たちは、霊性の場において出逢う。仏教とキリスト教、あらゆる宗派を貫通する宗教的叡智である「神秘主義」の展開を、縦横無尽に論じる。欧米人を魅了した、晩年の大拙の代表的な英文著作。初の日本語訳。
「怨霊と御霊」「殺戮と鎮魂」「葬地と聖地」…1200年もの歴史を有する京都には「裏の貌」と呼べるべき痕跡が至る所にあり、「現世」と「異界」のつながりを感じやすい。見落とされがちで、忘れ去られがちな「異界」。その記憶を深く濃くとどめる古社寺を探訪する。
暴騰相場からコロナショックまで、いかなる相場でも利益を積み上げてきた荻窪流トレード術を初公開!予測不能な相場で勝ち残る“マル秘”スキルを伝授!
そこで過ごす時間だけ“その街の人”になれる特別な場所、銭湯。その貴重な存在がどんどん消えてゆく中、旅先でその土地の銭湯に入ることを楽しむ人がじわじわ増えつつある。ホテルのユニットバスでは決して味わえない“旅の中の旅”がさらに深まるシリーズ第4弾は、全国の“路面電車で行ける銭湯”をピックアップし、友人と、恋人と、そして一人で楽しめる風呂旅を特集。タオルとせっけんを持って、さあ出かけよう。
京都・天皇・武士ー。そう聞くと「武士が天皇と京都を脅かした」歴史が想像されるかもしれない。しかし事実は、必ずしもそうではなかった。後鳥羽・後醍醐ら一部の天皇こそ京都を危険に晒し、その復興は源頼朝から信長・家康に至る武士が担ってきた。いったい、なぜ武士は京都を造り、護ってきたのか!?天皇と京都をめぐる一二〇〇年の「神話」を解体し、その本質へと迫る意欲作!
国家のアイデンティティを誇示するシンボルマーク「国旗」とテーマソング「国歌」。そして人類の肉体的・精神的な高みを謳歌するスポーツ。日本で唯一の「国歌」研究者が、豊富な事例を繙きつつ、両者の愛憎の歴史に迫る。
常識にとらわれない様々な「仕掛け」で“好き”と“勝利”を両立させる異端の指導メソッド。無人島で思い出作り、卒部式でファッションショー、全国大会直前に部員全員でディズニーランド、怪我しないように年間のオフは90日…いつまでもサッカーを好きでいさせるためのアプローチ。
禅と千日回峰行の二人の仏教者が徹底対論。この“世界”をどう生きて死ぬか、そして“仏教”のちからとは。示唆豊かに語る。
ゆったりと流れる時間、その時々で変化する風味、茶葉が持つ本来の美味しさーお湯を沸かし、急須で淹れてこそ感じられるお茶の味わいがあります。江戸時代半ばから京都に店を構える老舗茶舗「一保堂」に嫁いで知った、代々が受け継ぎ伝えてきた知恵と経験、家族のこと、お店のいまと未来、出会いと発見に満ちた京都生活。お茶とともにある豊かな暮らしを綴った、心あたたまるエッセイ。
25年にわたり国内外を旅した『街道をゆく』。作家生活の原点だった新聞記者時代を過ごした「京都」「奈良」、織田信長、浅井長政、石田三成ら戦国武将の野望が交錯する「湖西・近江」、黒田官兵衛ゆかりの「播州」「中津」など。週刊朝日連載をもとに、地域別に編纂し文庫化。