小さな仔をもつキリンのお母さんたちは集まって「保育園」をつくり、ともに仔育てをする。見守り役の分担、ママ友関係、授乳をめぐる攻防、仔を失ったお母さんはどうなるのか…そして繋がれていくキリンの命。ミオンボ林の片隅でみつめたキリンの親仔たちの物語を、日本で現在ただ一人の野生キリン研究者が瑞々しく描き出す。
プラトンの影響のもと、独裁の打倒を企てたディオンとブルトゥスらの伝記に、総索引も収録。
近年、危険とみなされる宗教に対して、「異端」にかわり、「過激」という表現がよく使われる。しかし、その内実は知られていない。本書は、イスラム、キリスト教、仏教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、神道などから、過激とされた宗教思想をとりあげ、わかりやすく解説。サイイド・クトゥブ、マルコムX、ジョン・ブラウン、井上日召、メイル・カハネらの思想を分析し、通底する「過激」の本質を明らかにする。
京都のフリーペーパー「miimii」誌の記者・神堂明。彼は、読者から送られてくる京都の街で起きた不思議な出来事を、名探偵のように解き明かすという人気企画「京都烏丸御池の名探偵」を連載していた。そんな彼にずっと会いたかったという女子大生・立花いとから持ち込まれる謎に接するうち、二人の距離は徐々に縮まっていく。しかし彼らには互いに、口にできない秘めたる事情があった…。
デヴィッド・ボウイが愛した京都ー鋤田正義がとらえた過去と現在のフォト・ストーリー。
努力は才能を凌駕する。京都産業大学ラグビー部を全国強豪に育て上げた大西健監督。鍛えた強力スクラムと、ひたむきさで伝統校に挑戦し、数々の名勝負を繰り広げた。取材20年。歓喜も涙も現場で見届けた地元紙記者が、学生たちと夢を追った大西監督の47シーズンに迫るー。
ずっとゴリラの家族を見つめてきた京都市動物園の長尾さんが、ゴリラの家族の貴重な観察記を話します。たがいのことを気づかう、やさしいゴリラの姿をたくさん紹介してくれます。家族でくらすゴリラたちのふるまいをよく見てみると、わたしたちが学ぶことがたくさんありそうです。
さまざまな生命を育む地球は、どのようにして生まれ、現在の豊かな環境を作り出したのだろうか?ビッグバンによる宇宙の創世から、太陽系の誕生、地球の進化、人類文明の台頭に至るまで137億年の地球の歩みと、それを解き明かそうとする科学者たちの挑戦を綴る壮大な物語。上巻は宇宙の誕生から生命入植以前の地球の進化を扱う。
地球上にひしめく様々な生物は、どこから来たのか?地球と同じような「生命の惑星」は他にも存在するのだろうか?宇宙の創世以来137億円の地球の歩みを、それを解き明かそうとする科学者たちの奮闘とともに綴る物語。下巻では、生命を可能にした惑星条件の謎と、地球上に生命が誕生して以降の劇的な変化を扱う。地球の舵をとった人類は、この惑星をどこに導くのか。
元幹部が“女帝”のタブーを明かす。
積極思考で分散分析も思いのまま、本書の指示する通りにクリックし、“出力結果の読み取り方”をきちんと読めば、分散分析と多重比較が、だれにでも簡単に理解できる。さらに自分でモデルを自由に構築し、欠損値の処理も一気に解決。
カフェやレストラン、まちの写真館、製造工程のほとんどが手作業の工房…第四次産業革命とは無縁に思える伝統的な産業でも、IoTやAIなどの最先端技術を巧みに利用する小企業がある。アンケート調査と10社の事例から、小さな企業が第四次産業革命を飛躍のチャンスにするためのヒントが見えてくる。
御朱印をご存じですか?寺院の参拝や納経の証として、その場で書いて頂ける御朱印は、単なる記念スタンプではありません。そこには深い世界が広がっているのです。御朱印を読み解けばお寺のことがよくわかります。書いた人の参拝者への思いも込められています。そこで御朱印の基礎知識や正しい頂き方を詳しく紹介。さらにはさまざまな仏像の解説や定番の祇園名刹めぐりや沿線めぐりなどの情報まで、徹底取材でぎっしり詰めこみました。すでに行ったことのある寺院でも、これを読めばまた新たな発見があるはず。まさに目からウロコ!の京都の寺院めぐりが楽しめるというわけです。
紙芝居や小説・映画を通じて祇園祭に託された「権力に抵抗する民衆の祭」というイメージは、はたして実態に合うものなのか。紙芝居などの題材である戦国期の祇園祭(祇園会)にスポットを当て、室町幕府や延暦寺との関係、そして神輿渡御・山鉾巡行を担う都市民の姿、乱世の煽りを受けて式日が混乱を極めていく様子を、当時の政情や政教関係を踏まえて描く。イメージと史実を比較し、中世都市祭礼たる祇園祭のリアルに迫った労作。