山城長政、通称“武将さん”は、中三条商店街にあるカフェの店長。ある日、失踪したオーナー古木から「せいぜい頑張りや」と書かれた謎の紙束が届く。後日、カフェが何者かに荒らされ、長政は失踪に事件性を感じ調べ始める。すると、古木の実家の老舗懐紙屋と新進美術商との黒い噂がー。碁盤の目に交差する京の通りの“裏”を暴く京都ミステリ。
奈良・京都を中心に伝統と由緒ある寺社が集まる近畿地方。安土・桃山時代と江戸時代の傑作が共存する京都・滋賀・三重・和歌山・大阪・奈良・兵庫の100寺社。知られざる江戸彫物大工たちの壮麗なる超絶技巧を再発見!!
千年の都に秘められた裏歴史を案内!写真と地名でたどる妖怪と怨霊の足跡。
京都大学総合博物館は、創立以来100年以上にわたって、約260万点の学術標本や教育資料を収集してきた。膨大なコレクションの中から動植物や化石、鉱物など自然史の「標本」を紹介。皮だけになったアカネズミ、ごきげんなポーズのアオザメ…。生を失った無数のモノたちが、イキイキと待ち受ける一般非公開の収蔵室。そして、再び外へ出ると…。モノたちとの豊かなつながり、“生命”をめぐる一冊。
お腹も心も満たされたい、そんな夜こそ「カフェごはん」。1200年の歴史が現在へと一直線に続く街、京都。そして、伝統と上手に折り合いをつけながら常に変化し続ける街、京都。そんな京都の魅力をテーマごとに小さく可愛くまとめた一冊。
成功する校内研究ーその鍵となるのは学び合う教師集団。“授業が変わると子どもが変わり、学校が変わった”7年間の公立小学校の挑戦。18本の授業実践を掲載!
どんぐりは、ブナ科の植物が着ける果実である。ブナ科が作る森は、北半球の温帯から亜熱帯、熱帯まで様々な環境下に広がり、どんぐりの形や生態も多様性に富んでいる。本書は、古植物学や分類学、形態学、生態学など様々な側面から、どんぐりとは何か?を検証し、昆虫や動物、菌類など様々な生物と関係しながら進化してきた、その特性を明らかにする。どんぐりについて知ることは、森の生態系について知ることでもある。
あるマンション建設予定地に、なぜか異常なほど雑草が生い茂る理由を教えてーそんな相談を受けた京都府立植物園の新米職員の神苗健は、「植物の探偵」こと「なごみ植物店」の店員・和久井実菜にその解明を依頼するのだが…。怪しげなカフェが売り出す「晴明の愛でた桔梗」とは何か?角倉了以が茶会であえて使った「禁じられた花」の正体とは?心温まる連作ミステリー第二弾。
伝統と伝承に育まれた京都の美の極致を写真家・水野克比古が捉え、現代の京都の代表的な光景111箇所を収録した平成版京都名所百景。
明治二年に誕生した華族の中でも、天皇に近い存在だった「公家華族」。その多くは天皇とともに東京へ移ったが、京都に残った公家たちもいた。困窮しつつも公家文化の伝統を残そうと奔走した姿を描き、華族の役割を考える。
疾風怒涛の60年代“現代詩”、5人の閉鎖京都系詩人たちを描く。