社会心理学は、現実の社会問題、特に産業と組織上の問題に多くの貢献をしなければならない。本書では、それぞれの領域において先導的な立場にある研究者が、仕事の営利面に対する最近の知見とその含みとを論じている。パーソナリティと個人差、社会心理学、組織心理学の分野から仕事に関する諸側面を考察。取り上げた主題は、仕事に及ぼす年齢の効果、リーダーシップ、生産性、仕事のための社会化、ストレスと不安、労働に及ぼす物理的環境の効果などである。
本書は、当時のGHQ科学技術課員であった著者が、日本の科学者と共に、日本の古い体質を変え、新しい組織を作り、科学技術の産業化への道筋を築き上げるために情熱を傾けたGHQ科学技術課の仕事を詳細に記録した、歴史的ドキュメントである。
20世紀のアイコン「パントン・チェア」を世に送り出し「ファンタジー・ランドスケープ」によって宇宙時代のラウンジ・スペースを提唱した異端の北欧デザイナー、ヴェルナー・パントンの世界。
これぞ、情熱と知恵、意志の結実!-時代を超えて人知れず佇む近代土木遺産の傑作。達意の文章と写真で発掘する土木造形家の精神。
T細胞は、いかに特異性を獲得し、機能を発揮するのか?選択メカニズムから抗原の認識機構まで、T細胞をまるごと解説。最新の知見も把握できる「わかる免疫学」の決定版。
医療人類学や社会心理学、文化人類学等を理論的背景に持つナラティヴ・セラピーは、近年急速に発展している心理的アプローチである。その治療スタンスは、クライエントのストーリーが構成される過程に注目し、その問題の解決をめざした相互の働きかけを治療的対話の重要な柱とするものである。本書には、ナラティヴ・セラピーの治療的多様性を存分に提示する論考が収録されている。治療の場における理解とは、クライエントと治療者の対話そのものである。クライエントそれぞれの「物語」を治療者がどう受けとめ、どう働きかけるのか、アノレキシアや性的虐待、悲哀の解決等、わかりやすく魅力的な事例が次々に詳述される。ナラティブ・セラピーの考え方を身につけ、日常臨床において実践するための最新の指導書である。
フィリップ・ジャンティは、世界中で上演されている作品を通して、演劇とダンスと操り人形のあいだにある斬新な視覚言語を作り続ける。本書「私の中の漂泊の風景ーフィリップ・ジャンティ全記憶」において彼は、やさしくて奇妙で膨張する想像世界の道のりの重要な手がかりを私たち読者に示している。
立地調査、事業計画から店舗デザイン、メニュー開発まで、レストランプロデュース、資料づくりの手引書。
35人による74種の鮨ダネと、161品のつまみを掲載。
かつて東宝映像美術にあり、東宝特撮映画を支えた特殊美術部。「特美」と通称されたその部署へ、1972年に入った著者が撮影した作業記録写真を一挙公開。筆者だけでなく、先輩同僚の仕事を著者撮影の写真をもとに描き出す東宝メカ写真資料集です。映画雑誌などではあまり取り上げられることのない戦争映画やパニック映画など、SFもの以外の写真、テレビやCF用に製作された「作り物」は必見です!!
ホスピスはいかにして死にゆく人とその家族を支えるのか?ホスピス管理者、緩和ケア医、理学療法士、ボランティア、心理療法家、チャプレン、看護師、ソーシャルワーカー…。12人のベテランのホスピス臨床家たちが、“スピリチュアリティ”あるいは“スピリチュアルケア”をどのようなものとして理解しているのか、自身の経験を交えながら率直に語り合う。「近代ホスピスの母」シシリー・ソンダースが創設したセント・クリストファー・ホスピス50周年記念として編まれた論文集。
民家再生とは何か!信州安曇野の建築家・降幡広信の〈民家再生〉に賭ける実践の今日的意義を闡明する!
本書のねらいは、作業者や設備がものをつくる仕事を「もの」とその変化を意味する「こと」で分析し、単純な「もの」と「こと」からなるスリムな仕事の構想案を見出すための方法を示そうとすることにある。特に、基本的な考え方と概念に焦点を当て、それを簡単な例と実際の事例を用いて説明しようという方針のもとに書き上げてみた。