日曜と重なったある非番の日、私は横須賀へ出向いた。そこで署長は意外な話を持ちかけてきた。高級クラブに勤める女が挙銃で殺され、米軍基地内の桟橋で、パリから来た男が同じ挙銃で自殺した。事件は公安部の扱いだが、不自然な状況にもかかわらず彼らは自殺説で片づけようとしている。だから、独自に捜査をしてくれないかというのだ。公安部がもみ消しをはかる事件の本当の姿とは何なのか。-日本の新しいハードボイルド小説の担い手が、その鮮烈な感性を凝縮して神奈川県警二村永爾刑事の苦闘を描く傑作。他に「陽のあたる大通り」を収録。
オンからオフへの移行。心は満ち足りた孤独を求めて、水と風と土と石の声を聴く。最新エッセイ集。
複雑多様化する「人」をめぐる諸問題をいかに解決し、人材の活性化と能力開発に結びつけるか。ナマナマしい人事・労務問題の戦略的解決を図り、人材の育成・確保・活性化に直結する方策を示す。
改正労基法による労働時間・休暇管理の新技法、モデル就業規則を掲載。
改正労基法の施行に伴い大幅な変更を迫られる労働時間・休日休暇管理。その現実的運用に欠かせない就業規則の改訂例、労使協定の締結例、届出様式の記載例、チェックリストなど、実務指針を網羅してその運用上のポイントや細目をやさしく解説した労使必携の書。
本書は、労働条件のうち基本的問題に絞り、法律および実務の基礎的知識を平易に解説したものであり、いわば、中小企業の労務担当者の労務管理マニュアルとして格好の書といえよう。
四半世紀のあいだ、メディアを漂流し続けていた1人のジャーナリストが、冬のニューヨークで立ち止まった。街を歩き、JAZZを聴き、友人と語り、自分自身を見つめ直して、「時代の気分」に想いをめぐらした思索の日々のノート。
ホンコン、パリ、ローマ。人気の外国の都市を舞台にしたダイナミックで精緻なミステリー2篇。海外旅行の先々で起こる謎の殺人事件。解決の糸口は、帰国しなければ見つからない…!?
勤務時間短縮、年次休暇日数の引上げなどの労働基準法の改正及び地方公共団体における土曜閉庁方式の週休二日制を詳細に解説。労基法の大改正及び土曜閉庁までを盛り込んだ最新版。
仕事一筋に生きてきた企業戦士たち。終身雇用、年功序列の日本的雇用関係が崩れてきた今、自らが歩んできた道を振り返ったとき、胸に去来するものは何か。サラリーマンが日常経験する出来事をとおして、会社人間と家庭の喜悲劇をえがく。「ひとりで生きるには人生は寒い」「同窓会は甘く切ない」「揚枝一本、歩いて来ない」「娘たちを泣かせて、何が経済大国か」「女房の違いが明暗を分けた」「二枚表札の家」など珠玉のエッセイ集。
東京を中心とする首都圏には、遊園地、動物園をはじめとする娯楽施設、レジャー・スポーツ施設は数えきれないほどあり、どこの施設も休日は親子連れでにぎわっている。本書は、特に親子のために作られた首都圏休日ガイドである。休日に親子連れで行ける諸施設および交通機関などを紹介した。