東南アジアの一国で起きたクーデターの余波が日本にも及んできた。反クーデター派が東京に臨時政府を樹立したのだ。ところでクーデター派、臨時政府の双方が狙っているのが日本にいるその国の王女さま。だが彼女をガードしているのがマザコンのフリーターというのだから心配だ…。
深層心理学、行動奇形学の分野で国際的に活躍している著者が、スペインのレオン大学に招かれ、週末の休日を利用して、渓流釣りを楽しんだ日々を綴った好エッセイで、言葉の不自由な環境で、厳しい遊漁規則にふりまわされる終章など、ユーモラスの中にも印象に残る秀作である。
18歳のバレリーナ安奈は自力で幻の「恋人」を探し出す。が、夢のような「幸せ」も束の間、彼らに死の影がしのびよってくる…。盗まれたピカソの絵画にまつわるカタロニアの歴史を背景に、愛、死、友情の真実をちりばめたとびきりの冒険恋愛小説。
本書は昭和63年6月末現在の主要大企業における労働時間、休日・休暇の実情について調査した結果を産業別に集計したものであります。
オンからオフへの移行。心は満ち足りた孤独を求めて、水と風と土と石の声を聴く。最新エッセイ集。
勤務時間短縮、年次休暇日数の引上げなどの労働基準法の改正及び地方公共団体における土曜閉庁方式の週休二日制を詳細に解説。労基法の大改正及び土曜閉庁までを盛り込んだ最新版。
神経科医の星河家康は北アルプス登山中知り合ったフリーライター水晶寺光秀と共に遭難者を救助するが、男は絶命。1カ月後、東京の高層ホテルの密室で貿易会社社長の息子が薬物中毒死し、今度は水晶寺が参加した香港・マカオ旅行でツアー仲間がホテルの密室で変死を遂げた。死者はいずれも「さくら山岳会」会員という符号とともに、ある衝撃の情報が星河のもとに、もたらされた…。本格長篇推理。
本書は住まいやインテリアに関心のある一般の人、近く家を建てられる建て主の方、無論作り手である設計者の方たちに一読して欲しい好エッセイです。
高校時代の友人で画家の本山に誘われて熱海を訪れた十津川。が、指定された旅館に本山は不在で、翌日東京に戻った十津川を待っていたのは、別居中の本山の妻が殺されたという知らせだった!「友の消えた熱海温泉」等、十津川と亀井が休暇中に巻き込まれた四つの謎の事件。