心地良くオーガニックなジャズや、ジャズの要素を含む楽曲を収録したコンピレーション。バーシアのエキゾ感を醸し出す「ベイビー・ユー・アー・マイン」をはじめ、スウィンギー・ジャズやラヴァーズ、フレンチなナンバーを集めている。
80年代の歌謡曲がニューミュジックと迎合してクリエイトした甘酸っぱいテイストを現代に伝えられる人なんじゃないのかな、この人って。(3)で門あさみを歌うあたりからも、そんなことが窺える。あとはトータル・イメージでSEを使えれば文句なし。
コアな部分を保ちつつ、さらに広い層の人間の耳を引き付けようとするブッダの意欲作。選び抜かれたループが次々と現れては消えていく、ひたすら気持ちいいトラックがとにかく秀逸。個人的にはニップスのラップ・パートが超好き。インスト「輪廻転生」も深い。
10年以上に及ぶ、ストリートやライヴハウスでの活動で実力を育んできた本田宗一郎のメジャー・デビュー作。キャッチーなメロディやツボを押さえたアレンジなど、心地よく耳に響くサウンドが作られている。
奥田民生の旧譜8cmシングルが12cmにリサイズ化して再発。本作「休日」は、まだユニコーンでの活動中だった92年8月にリリースされた最初のソロ・シングルで、その後のソロ活動の布石となった1枚だ。
前作がスイング・ジャーナル誌にてディスク大賞/銀賞に輝いたエリック・アレキサンダー・カルテット。今回は、ピアノにNYで絶好調のジョン・ヒックスを迎えて、ホットでクールな演奏を聴かせてくれる。
ロカビリー、ドゥー・ワップ、ブギウギなどをミックスしたモダン・ジャイヴ・サウンドで注目された英エセックス出身のローマン・ホリデイ、83年のファースト。ヒット曲(1)ほか、景気のいい管楽器とスウィング感あふれるビート・チューンの楽しさは、今でも新鮮だ。