・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、生殖年齢女性において最も罹患頻度の高い内分泌疾患であるが、生殖機能異常と代謝異常とからなる病態は複雑で、十分に解明されておらず、管理の標準化がなされてこなかった。
・2016年以降、PCOSが生涯を通じて健康に与える影響に関する研究が増加しており、さらにPCOSの発症予防、長期間にわたる合併症の管理へと研究内容が発展していることが明らかとなっている。
・本特集では、このようなPCOS研究・診療の展開を踏まえて、第一線で活躍される専門家の先生方に、近年の病態研究の最新の成果と、診療上重要となるライフステージごとの健康課題について解説いただく。
■多嚢胞性卵巣症候群UPDATE--病態を理解しライフステージに応じた管理を考える
・はじめに
・PCOSの病態の捉え方
〔key word〕多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、胎内アンドロゲン曝露(PNA)、胎内環境、卵胞局所環境
・診断基準の考え方
〔key word〕多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、日産婦2007、Rotterdam2003
●ライフステージごとの課題
・思春期PCOSの診断、管理とプレコンセプションケア
〔key word〕多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、思春期PCOS、月経周期異常、アンドロゲン過剰症、プレコンセプションケア、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対する新しい排卵誘発法の開発ーー卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を完全に発生させず、さらに良質な卵子を発育させる方法
〔key word〕多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)、レトロゾール、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)アンタゴニスト、カベルゴリン
・PCOSの周産期管理ーーそのリスクとプレコンセプション管理
〔key word〕多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、妊娠糖尿病(GDM)、妊娠高血圧症候群(HDP)、プレコンセプショナルカウンセリング
・中高年期PCOS女性のヘルスケア
〔key word〕多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、子宮内膜癌、糖尿病、心血管疾患
●TOPICS 糖尿病・内分泌代謝学
・骨格筋損傷からの回復過程においてM2マクロファージの除去は回復を促進する
●TOPICS 再生医学
・骨格筋幹細胞の幹細胞性維持機構ーー休止期維持メカニズムを中心に
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(17)
・肋骨骨折とこわーい気胸と血胸
〔key word〕肋骨骨折、血気胸、致死的合併症、遅発性
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(9)
・ワクチンデータベースを用いたワクチンの有効性・安全性の科学的検証
〔key word〕ワクチンデータベース、有効性、安全性、VENUS Study
●FORUM 戦後の国際保健を彩った人々(1)
・須藤昭子ーーハイチのマザー・テレサ
●FORUM 後悔しない医学英語論文の投稿に向けてーーEditorの視点から(6)(最終回)
・論文の査読への対応2
●FORUM 書評
・『トリプルネガティブ乳癌Q&A』(大野真司・戸井雅和 編集)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・近年、美容医療は分野の拡大や新医療機器の出現により、一般への普及も進む一方で、未承認の機器や製剤を用いた治療による重篤な合併症の出現も後を絶たず、医療安全上の問題も種々指摘されている状況である。
・美容医療によって外見を改善することは心理的好影響をもたらし、人々の生活をより豊かにすることに寄与していることは事実で、美容医療がより安全で安心なものとなることは、医療界全体にとって重要な意義を持つ。
・本特集では美容医療の現状分析と課題解決に向けた取組を、各専門家および関連学協会の立場から歴史的経緯も含め解説いただく。本特集が美容医療への理解を深め、安全安心な美容医療の推進につながれば望ましい。
■美容医療の現状における問題点と解決への取り組み
・はじめに
・美容医療に関する厚生労働科学研究事業(美容医療合併症実態調査と診療指針作成)の経緯と意義
〔key word〕美容医療、美容外科、美容皮膚科、厚生労働科学研究事業、診療指針
・美容医療における健康保険と医療賠償責任保険
〔key word〕健康保険、自費診療、美容医療合併症、医療賠償、医療事故
・美容医療の問題点と課題解決のために何をなすべきか?--日本美容外科学会(JSAPS)の立場から
〔key word〕美容医療、自由診療、広告、未承認、教育システム
・日本美容外科学会(JSAS)の立場から美容医療の問題解決に向けた挑戦
〔key word〕美容医療、美容外科、合併症、教育、専門医制度
・美容医療の現状における問題点と解決の取り組みーー日本美容皮膚科学会会員の立場から
〔key word〕美容医療、美容皮膚科、抗加齢医学、美容外科、問題点、取り組み、治療指針
・美容医療の問題点と解決への取り組みーー公益社団法人日本美容医療協会の立場から
〔key word〕美容医療、広告規制、患者教育
●TOPICS 脳神経外科学
・神経膠腫の分子診断ーー最新の動向
●TOPICS 神経精神医学
・精神皮膚科学
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(19)(最終回)
・ヘビ咬傷のあれこれ:治療編ーーマムシ咬傷を中心に
〔key word〕ヘビ咬傷、マムシ、抗毒素血清、セファランチン、短尾マムシ、ツシママムシ
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(11)
・医療と健康づくりにおける費用対効果研究
〔key word〕費用効果分析、費用効用分析、質調整生存年(QALY)、Value Flower
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後
・はじめに
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(1)
・遺伝カウンセリングの歴史
〔key word〕優生学への反省、進化論、臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラー
●FORUM 世界の食生活
・はじめに
●FORUM 世界の食生活(1)
・カンガルーの冷凍しっぽーー中央砂漠に暮らすアボリジニの“伝統食”
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・日本ではコロナ禍で一挙に施設間のICT利用が盛んになったが、電子カルテから電子健康記録移行時に情報の統合をせず、他院のEMRを“見える”だけにしたが、統合された海外のEHRはパーソナルヘルスレコード(PHR)の時系列表示(PHR表示)が可能である。
・コンピュータが処理するためにはデータ統合が必要で、日本でよく使われる見える化ではできない。セキュリティに注意が必要なデータの統合が日本では遅れており、最近話題のサイバー攻撃の対策の遅れもその意味で同源といえる。
・本特集では、遠隔医療分野で注目を浴びるオンライン診療の現状と課題について、制度や政策上の現状や課題、診療面としてAI利用、遠隔ICUなどの最新の取組みについてについて各分野の専門家に著述いただく。
■遠隔医療、オンライン診療の現在と未来
・はじめに
・総論:遠隔医療、オンライン診療の現況ーー医療DX、技術基盤、セキュリティ
〔key word〕医療デジタルトランスフォーメーション(DX)、モバイルヘルス(m-Health)、EHR(electronic health record)、パーソナルヘルスレコード(PHR)、デジタル治療
・遠隔医療の制度や政策からの視点
〔key word〕遠隔医療、医師法、規制改革、診療報酬
・オンライン診療の現状と将来
〔key word〕オンライン診療、かかりつけ医、医師ー患者関係、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、医療連携
・精神科領域のオンライン診療とAI利用
〔key word〕精神医学、遠隔医療、オンライン診療、人工知能(AI)、機械学習
・わが国における遠隔ICUの今後の歩み
〔key word〕遠隔ICU、診療支援、AIトリアージ、value based medicine
・デジタル療法とSoftware as a Medical Device(SaMD)
〔key word〕デジタル療法(DTx)、SaMD(Software as a Medical Device)、治療用アプリ
・電子処方箋が変える薬局・薬剤師のあり方
〔key word〕受動的から能動的、対物業務から対人業務
・テレナーシング
〔key word〕テレナーシング、慢性疾患看護支援、在宅療養者、システマティックレビュー、メタアナリシス
・遠隔心臓リハビリテーション
〔key word〕心臓リハビリテーション、遠隔心臓リハビリテーション、遠隔医療、情報通信技術(ICT)、運動療法
●TOPICS 神経精神医学
・ダイヤモンド・プリンセス号隔離期間における乗船者のメンタルヘルス
●TOPICS 病理学
・新しい成人型浸潤性膠腫統合診断の実践
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(12)
・財政学からみた医療費の将来
〔key word〕医療費、債務残高、技術進歩、健康、患者自己負担
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(2)
・遺伝カウンセリングモデル
〔key word〕相互関与モデル(REM)、クライエント中心のカウンセリング、傾聴、教育モデル、カウンセリングモデル
●FORUM 戦後の国際保健を彩った人々(2)
・ロン・オコナーと岩村昇
●FORUM 世界の食生活(2)
・食は万病のもとか?--カナダ・イヌイット社会における食生活の変化
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・食事から摂取したエネルギーのうち消費されなかった余剰分は、本来、中性脂肪として皮下や腹部の脂肪組織に蓄積される。しかし近年、心臓周囲や血管周囲、肝臓、筋肉などにも脂肪が蓄積することがわかってきた。
・脂肪貯蔵臓器ではないこれらの臓器・組織に蓄積した脂肪は異所性脂肪とよばれる。異所性脂肪は動脈硬化や心不全、心房細動など、心血管疾患の発症や重症化、治療反応性と関連することから注目されている。
・本特集では、異所性脂肪と心血管疾患の関連を、第一線で研究している研究者に解説いただく。異所性脂肪が心血管疾患に与える影響の理解に役立ち、新たな心血管疾患の治療方法の開発に結びつくことを期待する。
■異所性脂肪と心血管病
・はじめに
・血管周囲脂肪組織による血管リモデリングへの影響ーー冠動脈バイパス術における血管周囲脂肪組織の性質
〔key word〕血管周囲脂肪組織(PVAT)、動脈硬化、冠動脈バイパス術(CABG)、大伏在静脈グラフト、No-touch法
・心臓周囲脂肪と冠微小循環
〔key word〕心臓周囲脂肪、冠微小循環、画像診断
・循環器疾患の治療標的としての心臓周囲脂肪
〔key word〕心不全、冠動脈疾患、薬物治療
・心外膜脂肪組織と不整脈
〔key word〕心房細動、心房線維化、心外膜脂肪組織
・非アルコール性脂肪性肝疾患と心血管疾患
〔key word〕脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、心血管イベント、メタボリック症候群
・筋肉内脂肪と心不全
〔key word〕心不全、筋肉内脂肪、臓器連関
・腎周囲脂肪の臨床的意義ーーメタボリックシンドロームや慢性腎臓病との関連性
〔key word〕腎周囲脂肪、メタボリックシンドローム、肥満関連腎症(ORG)、2型糖尿病
●TOPICS 癌・腫瘍学
・悪性神経膠腫に対する免疫チェックポイント阻害療法
●TOPICS 病理学
・WHO脳腫瘍分類 第5版の概要
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(13)
・ナッジのその先へーー金銭的報酬との組み合わせ、モバイルヘルス、習慣形成
〔key word〕行動経済学、ナッジ、行動変容、身体的活動、健康
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(3)
・ゲノム情報の特性を考慮した遺伝カウンセリング
〔key word〕ゲノミクス、次世代シークエンス、あいまい性、多様性、臨床的有用性
●FORUM 世界の食生活(3)
・ブランド化した真っ赤なキムチ
●FORUM 数理で理解する発がん(4)
・条件付確率とベイズの定理
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・2018年に妊娠高血圧症候群(HDP)の定義・分類が改訂され、「妊娠時に高血圧を認めた場合、HDPとする。HDPは妊娠高血圧腎症、妊娠高血圧、加重型妊娠高血圧腎症、高血圧合併妊娠に分類される」となった。
・本特集では、妊婦の約20人に1人の割合で起こり、母児ともに危険な状態となりうるHDPに焦点を当てて、その予防、治療、管理について各分野の専門家に最新情報を含めて詳述していただく。
・1人でも多くの女性がHDPとならないように、HDPとなっても危険な状態とならないように、またHDP後も健康で子育てに従事できるように、本特集の読者がHDPに関心を持って医療を実践することを希望する。
■妊娠高血圧症候群(HDP)の予防・治療・管理
・はじめに
・プレコンセプションヘルスケアーーHDP予防の観点から
〔key word〕プレコンセプションケア、妊娠高血圧症候群、予防
・腎疾患患者における妊娠
〔key word〕IgA(immunoglobulin A)腎症、糖尿病性腎症、ループス腎炎、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)
・妊娠と二次性高血圧
〔key word〕妊娠高血圧(GH)、高血圧合併妊娠(CH)、二次性高血圧
・新しいエビデンスに基づいたHDPの診断
〔key word〕妊娠高血圧腎症(PE)、sFlt-1/PlGF比、加重型妊娠高血圧腎症(SPE)、血栓性微小血管症(TMA)、子癇
・HDPの治療UPDATE
〔key word〕降圧療法開始基準、降圧目標、重症域高血圧の急性発症、再発予防
・IoTを活用した妊婦の血圧管理
〔key word〕家庭血圧、遠隔管理、テレモニタリング
・妊娠高血圧症候群を発症した女性における産後の健康管理ーーインター・ポストコンセプションケアの観点より
〔key word〕妊娠高血圧症候群、心血管障害、インターコンセプションケア、ポストコンセプションケア
・HDP診療指針2021の成果と今後の課題
〔key word〕高血圧、生活習慣病、蛋白尿、妊娠高血圧腎症(PE)、慢性腎臓病
●TOPICS 免疫学
・スペルミジンによる脂肪酸酸化の調節と老化T細胞の抗腫瘍効果の回復
●TOPICS 糖尿病・内分泌代謝学
・食事性肥満から肝炎発症に関わる制御因子の同定
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(15)
・医療機関のQI(Quality Indicator)
〔key word〕医療の質、多施設間比較
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(5)
・遺伝カウンセリングを提供する人材とその養成
〔key word〕臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラー【○R】、日本産科婦人科遺伝診療学会認定医、遺伝性腫瘍専門医
●FORUM 世界の食生活(4)
・ピグミー系狩猟採集民(中部アフリカ熱帯林)
●FORUM 戦後の国際保健を彩った人々(3)
・島尾忠男ーー結核の系譜
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・がん治療の進歩に伴い、心疾患患者のがん罹患事例やがん患者の治療関連心血管毒性(CTR-CVT)発症事例が増えてきており、腫瘍循環器学(Onco-Cardiology)の重要性が注目されている。
・腫瘍循環器学は、がん治療を最適化するために循環器医とがん治療医が協働で行う学問で、CTR-CVTの適切な管理によりがん治療を完遂し、がん患者の予後と生活の質の改善することを目的にしている。
・腫瘍循環器学は日々進歩しており、“Onco-Cardiologyガイドライン”を通じて、循環器医とがん治療医の連携がより円滑となり、がん患者の予後とQOLの改善の助けになることを期待する。
■Onco-Cardiology--最新ガイドラインと今後の課題
・はじめに
・腫瘍循環器学の歩みーー診療ガイドラインが示すエビデンス・ギャップと今後の課題
〔key word〕がん治療関連心血管毒性(CTR-CVT)、心血管リスク因子(CVRF)、診療ガイドライン
・がん薬物療法施行中に発症する心機能障害を評価する検査の使い方は?
〔key word〕がん治療関連心機能障害(CTRCD)、global longitudinal strain(GLS)、トロポニン、ナトリウム利尿ペプチド(BNP/NT-proBNP)
・心血管疾患のあるHER2陽性乳がん患者に対する薬物療法ーー抗HER2薬の投与は有用か?
〔key word〕HER2陽性乳がん、心血管疾患、心機能低下、トラスツズマブ、ペルツズマブ
・免疫チェックポイント阻害薬による心筋炎の診断とスクリーニングの現在
〔key word〕免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、心筋炎、心臓MRI、トロポニン
・がん薬物療法に伴う静脈血栓塞栓症の診断とマネジメントーー凝固線溶系分子マーカーは有用か?
〔key word〕がん、薬物療法、静脈血栓塞栓症(VTE)、凝固線溶系、分子マーカー
・心毒性のあるがん薬物療法ーーEvidenceとexperienceをいかした患者中心の管理を考える
〔key word〕心毒性、ガイドライン、心不全、がんサバイバー
・がん薬物療法における心保護薬の投与は有用か?
〔key word〕がん薬物療法、心保護薬、デクスラゾキサン
●TOPICS 救急・集中治療医学
・餅による窒息リスクと応急手当:現状と将来の取り組み(MOCHI registry)
●TOPICS 加齢医学
・毎日の温泉習慣が高齢者の“うつ”の少なさに関連
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(17)
・医師の働き方改革における追加的健康確保措置
〔key word〕医師の働き方改革、長時間労働、睡眠
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(7)
・非侵襲性出生前遺伝学的検査(NIPT)と遺伝カウンセリング
〔key word〕非侵襲性出生前遺伝学的検査(NIPT)、遺伝カウンセリング、出生前検査、プレコンセプションケア、ノーマライゼーション
●FORUM 世界の食生活(6)
・オラン・アスリの食生活
●FORUM
・米国の最先端がん研究治療ーー脳を中心に
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・生体膜”は細胞内外、あるいは細胞内の区画の仕切りを担う構造体で、リン脂質、コレステロール、スフィンゴ糖脂質を中心とした脂質二重膜と、膜貫通型タンパク質、あるいは表在型膜タンパク質から構成されている。
・近年の質量分析計の進化や新規プローブの開発により脂質分子の組成や局在の解析が可能になりつつある。また、膜貫通型タンパク質も、クライオ電子顕微鏡の高性能化に伴って続々と構造が明らかになってきている。
・本特集では、脂質の非対称性をもたらす酵素群の分子同定から、オートファジー、さらにがんや神経変性疾患の発症や進行における生体膜脂質の新しい役割の解明など、最先端の生体膜研究の成果を紹介している。
■生体膜研究の基礎と応用
・はじめに
・生体膜リン脂質生合成酵素の新展開とLPLAT命名法提案
〔key word〕リゾリン脂質アシル転移酵素(LPLAT)、オメガ3脂肪酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)
・リン脂質スクランブラーゼによる脂質非対称性の変化と生理的な役割
〔key word〕脂質非対称性、リン脂質スクランブラーゼ、TMEM16F、XKR8
・膜を壊すーーオルガネラ膜消去のメカニズム
〔key word〕オルガネラ、PLAAT(phospholipase A/acyltransferase)、ATG15(autophagy-related 15)、オートファジー、水晶体
・膜を象るーー三次元光ー電子相関顕微鏡法によるオートファゴソームの形態解析
〔key word〕三次元光ー電子相関顕微鏡法(3D-CLEM)、アレイトモグラフィ、オートファジー、オートファゴソーム、
・膜をみるーー膜脂質プローブの開発
〔key word〕膜脂質、細胞内小器官、pleckstrin-homology(PH)ドメイン
・脳の脂質異常と神経変性疾患の関連
〔key word〕オルガネラ、脂質、コレステロールエステル(CE)、脳、アルツハイマー病(AD)
・リンパ腫におけるsPLA2による脂質修飾細胞外小胞の機能ーー悪性化における新規作動メカニズム
〔key word〕リンパ腫、脂質、細胞外小胞(EV)、分泌型ホスホリパーゼA2(sPLA2)、galectin binding protein
●TOPICS 神経精神医学
・高齢者は頭頂部の脳脊髄液腔が加齢に伴い狭くなる?--高齢者の認知機能低下に関連する加齢性脳形態変化
●TOPICS 公衆衛生
・ICT機器利用における健康障害とその予防
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(19)
・医療におけるQOL測定の新たな展開
〔key word〕健康関連QOL、患者立脚型アウトカム、包括的尺度、疾患特異的尺度
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(9)
・小児科領域における遺伝カウンセリング
〔key word〕保護者、患児、移行、診断、心理社会的支援
●FORUM 世界の食生活(8)
・サツマイモ
●FORUM 数理で理解する発がん(6)
・二項分布
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
おばけたちと一緒にけんこうしんだん!?おばけの体重はやっぱり0!?
3000人のデータで検証、ストレスは性格・態度によって異なる。エゴグラム診断による徹底分析調査。自己診断テスト3種類付。
日本テレビ系新土曜ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」の主題歌「想花」、
テレビ東京系 ドラマParavi「夫婦円満レシピ〜交換しない?一晩だけ〜」エンディングテーマ「Rebirth Stage」収録
「想花」は、玉森裕太主演の日本テレビ系新土曜ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」の主題歌。
切ない中にも壮大に広がっていくメロディーが印象的なミディアムバラードソングとなっています。
歌詞には、辛いときや不安なとき、無条件に自分を想い、すべてを受け止めてくれる存在に救われるが時ある。
自分もそのような存在でありたいという自身の願いが強く描かれている。
タイトルの「想花」は、花が咲き、舞い散っても、大地に還った種がまた季節が巡れば咲き続けるように、
いつもいつまでも大切な人の幸せを想っていこうというメッセージが込められています。
ドラマのストーリーとリンクするような歌詞も是非お楽しみ下さい。
また収録曲「Rebirth Stage」(読み:リバースステージ)は千賀健永が出演している
テレビ東京 ドラマParavi「夫婦円満レシピ〜交換しない?一晩だけ〜」のエンディングテーマであり、英詞中心で、
アグレッシブでトガッたHIP HOPソング。
タイトルには今までの悩みや思うようにいかない気持ちを、誕生日のキャンドルを消す時のように願いをこめて吹き消して、
新しく生まれ変わるという意味合いでの“Rebirth”と、逆転 という意味の“Reverse”が掛け合わされています。
Crossfade(転換点)に飛び込むことで経験した多くのことは、自分を少し大胆にしてくれる、
という自身を奮い立たせるようなリリックで紡がれた楽曲となりました。
全く異なる世界観やメッセージが込められた「想花」「Rebirth Stage」の2曲をはじめ、
珠玉の楽曲や映像コンテンツが収録されるニューシングルに是非ご注目ください。
この本では、まずどんなときに胃は病気になるのか、その原因を説明し、それらの原因によって起きるいろいろな症状が書いてあります。さらに胃の仕組みと働き、胃の病気を発見するための検査法、個々の病気の診断法と治療法、食事を中心に、胃を病気にしないための知恵、手術が必要な病気、手術の実際、入院中の注意、手術後のアフターケアなども細かく説明しました。
土こそ生命をはぐくむ基盤。小動物や微生物が満ち、生きている土。しかし今、農薬や化学肥料の大量使用で土が病んでいる。食べものは大地を生かし、大地に生かされるものでなくてはならない。
企業も人体と同様に、常に健康であることが重要です。そこで今、必要となるのが企業の健康管理です。本書は、会社の「組織」や「機能」を「人体のしくみ」、「健康」に置きかえて解説します。
本書では、まず医療と健康の側面から、病気をつくっている原因と問題点を浮き彫りにする。さらに、なぜ今、異常な犯罪が多いのかを探る。“孤独と不安心理”が引き起こす日本の病態を考える一冊。
希望あふれる社会をめざして多様な経済活動の読み方を社会人の常識として身につけよう。
新たに制定された「石綿健康被害救済法」の内容も盛り込んだ必携の一冊。アスベスト(石綿)に関する基礎知識から、被災者への給付制度、企業に義務づけられた対策についてわかりやすく解説。
「ないない病」「裸の王様病」「レッテル病」「傍観者病」「正当化病」。あなたの会社はどの企業病にかかっていますか?日米トップビジネスコーチが開発した組織活性化の最新手法で会社が元気になる。
毎日のお金の処理から決算書の読み方まで、会社の数字に関する知識が整理できる!利益とコストのしくみがわかる!もうけのしくみが理解できる。
犬の嗅覚を活用した「嗅診」が、がんの早期発見に革命をもたらす!「病気とにおい」の最前線リポート。