子どもから成人に至るすべての年代を包含した心理治療論。心理治療において、何が起こり、何がなされうるのか。人間のもっとも原初的な次元の問題を提示している早期幼児自閉症をはじめ青年期の重症の神経症を含むさまざまな事例の心理治療を基盤として、著者は、心を病む人の痛みの深さを明らかにするとともに、「死の欲動」さえもが現れ出てくるクライエントとセラピストの転移関係において、「発話者としての“私”」の生成が生じることの意義について論じる。
臨床研究の新たなモデルと方法論の生成に向けて。臨床実践の現場の中からどのように仮説を生成し、検証していくか。臨床心理学の代表的な研究方法を紹介し、第一線の研究成果をまとめる。
出生前診断からターミナルケア、家族の発達まで。ライフサイクルにおける発達援助としての臨床心理学の展開。
本書は、教育、司法・矯正、福祉、産業、医療・保健、開業等の社会領域ごとに、臨床心理学を社会活動として発展させるための統合モデルを提案している。
本書は、わが国の社会保障とその政策の現状と問題点、及びそのあり方について、九州及びその近県の各大学に在職し、社会政策学の立場から社会保障論や雇用政策、年金や医療、地域福祉、さらには家族問題や財政論などを研究している有志の研究者がそれぞれの研究視点に基づき、執筆したものである。
総論、「不安」「発達過程」に関連した研究と臨床。生物ー心理ー社会の多次元の現象を統合的に理解する、新しい時代の異常心理学。その知見を心理学的援助実践に生かす道を探る。
「人格障害」「抑うつ」「精神分裂病」に関連した研究と臨床。そのアセスメントから、発生と持続のメカニズム、援助の方法まで、異常心理学の視点から統合的にまとめる。
本書では、社会保障制度を将来にわたり持続可能なものとしていくために、年金、医療、介護等の改革について、「次世代育成支援」「多様な働き方への対応」等の各政策領域との連携を図ることにより、生涯を通じた生活保障の在り方の改革(生活保障改革)ともいうべき観点から進めていくことの必要性を打ち出すなど社会構造、経済構造が大きく変わりつつあることを念頭に置きながら、今後の社会保障の方向性についての考え方を示しています。
本書では、日常外来診療において最終診断に悩む皮膚疾患を100項目精選し、章ごとに分類しています。
J-POPに輝かしい功績を残したヤマハ主催のアマチュア登竜門コンテストのコンピ。年代別に、この大会を通過したアーティストのデビュー曲だけをコンパイル。純粋なJ-POP名曲集としても価値あるタイトル。
感染症の診かたがよく分からない…。抗菌薬の使いかた、これでいいの?誰しもが現場でぶつかるこんな問題点・疑問点に、わかりやすく、logicalにお答えします。
臨床心理査定アトラス法とは、ロールシャッハ法、ベンダー・ゲシュタルト法、火焔描画法の三つのテスト結果を数値化して作成された心理査定データベース(アトラス)を活用して、人格的特徴や臨床的情報を得る心理査定法である。本書では、アトラスをいかに使いこなすかの具体的な手法について、初心者にもわかるように、実際の事例をもとに紹介し、各領域の事例にアトラスを適用することの妥当性と意義についても考察する。また、エビデンスベースドの重要性や今後の臨床心理学について考察する対談や、ユング派に近い立場からの論述も掲載している。
“ヤマハ・ポピュラー・ソング・コンテスト”出身アーティストによる、誰もが知っている珠玉の名曲を高音質で収録した2枚組のベスト・アルバム。多くの有名シンガー・ソングライターを輩出した同コンテストとともに青春時代を過ごした音楽ファンにおくる。
現時点での「スタンダード」というべき、市中感染症診療の考え方と進め方を1冊にまとめた。具体的な症例を、どう考え、どう進めるべきか、そのプロセスをわかりやすく提示する。「チャート」を全症例に配置。症例の考え方、進め方のポイントが一目瞭然である。IDATEN(日本感染症教育研究会)講師陣によるピアレビュー(査読審査)を実施。項目の1つひとつが、吟味された確かな内容となっている。