本書は「臨床心理士」の資格を取得しようとする読者に、的確な情報を提供している。本改訂では、開設が促進されている「臨床心理士」養成にかかわる大学学部の臨床心理学科の新設や指定制大学院の課題が、どのように「臨床心理士」資格審査に影響を与えるかに意を用いた。
本書は、教師が生徒指導を行ううえで実際に役立つ根本的な考え方や態度を提示したものである。
心理学用語を教育学、社会学、人類学、動物行動学などをとり入れて解説した事典。1135項目を収録。配列は50音順。和文事項索引、和文人名索引、フランス語項目索引がある。
逆説と警句にみちた随筆文学の傑作。多芸多才なチェスタトンの業績のうち、ジャーナリスト、エッセイスト、思想家、文芸批評家、シェイクスピア学者としての代表作。
年が明けた瞬間、僕はメキシコの街を全速力で逃げていた!34歳、独身、チョー臆病な著者が勇気を出して綴った抱腹絶倒の旅行記。
資格の検定試験や講習会、および公務員採用試験などを13のジャンルに分類し、約700種を紹介した資格ガイド。掲載データは、受験資格、試験科目、申込期間、試験日、試験地、受験料、願書入手方法、申込方法、合格発表、合格率、問合せ先など。索引付き。
人間の心理と行動をヴィヴィッドに描き出す“映画”は臨床心理学の格好のテキストである。本書は第一線で活躍する映画好きの臨床家たちが身近な映画作品をつかって興味深くわかりやすく臨床心理学を説いた新しいタイプの教科書。“臨床心理学の眼”で見るユニークなビデオ・映画ガイドブックとしても読める待望の書。
心理臨床家が治療のプロセスを進めるとき、クライエントに対して心理学的働きかけが可能かどうか、またどのような経過や予後が予想されるかなどを、直感的・主観的側面を加味しながら見通してゆかなければならない。本書は、クライエントを客観的に理解する「診断」と、このような「見立て」という点を強調しながら、心理アセスメントの諸方法の効用と限界について精神医学との関係も考慮しながら、まとめたものである。精神医学と臨床心理学など、専門領域を異にする専門家が、お互いの立場を理解しながら協力してゆくためにも有意義な解説書となるであろう。
本書では、こころの病や悩みを持つ人の理解を深め、臨床心理士がこころのどのような側面に焦点を当てて関わっているかを説明するために、臨床事例をあげて紹介している。
本書では、心理臨床場面で重要な機能を果たすコミュニティ心理学を中心に、さまざまな臨床現場の実際を、具体的に紹介する。さらに、心理臨床領域の諸職種とその役割、相談・援助の方法やその特色、効用、限界について実践的に解説した。カウンセラーがカウンセリングルームを出て、地域に働きかけるとはどういうことかを、明確に示してくれる好個の書である。
臨床心理学の基礎知識から最近の臨床心理学の課題、動向までの基本的用語・キーワードを解説した事典。重要な110のキーワードの解説を1〜4ページで解説。巻末に本編で収録しきれなかった語についての基礎用語集と臨床心理学を学ぶに当たって必要な人名の解説を掲載。事項索引、人名索引を付す。
いま、家族に開かれたNICUが育ちはじめている。その原動力は、豊かな感受性をもつ医師・看護婦と、周産期領域での臨床心理士と呼ばれる心の専門家たちとの連携である。この連携により、妊娠・出産につまづいてしまったという親の心の傷も癒しつつ、親子が共に育っていける環境の提供が可能になるであろう。この恩恵は必ずしも親と子だけではなく、NICUで仕事をする私たち医療スタッフにも及ぶことだろう。“いのち”がはぐくまれる喜びは、個人に対してだけではなく、その場を構成するすべての人たちにしみ通っていく。こうした道筋の導き手として、親と子をつなぎ、親子と私たち医療者をつなぎ、また周産期を通して発露する親子の心についてのケアを行う臨床心理士さんたちの活動に、新しい周産期医療のあり方を見ることができる。