本書では、養護教諭と保健室における教育相談活動について概観したあと、教師カウンセラー、養護教諭、臨床心理士のそれぞれの立場から、主題に関して、事例を通しての考察と提言を行っている。競合するとか衝突するというのではなく、連携・協力することによって、これまでにも行われてきていた養護教諭の(特に教育相談、ヘルス・カウンセリングの分野においての)仕事がより円滑に、また専門的に行われるようになることが可能なのではないかという視点に立っている。
1988年に認定制度により「臨床心理士」が誕生して十余年が経過しましたが、今日、社会のあらゆる領域で「こころ」の専門家の要請は高まるばかりです。大学・短大はもとより、カルチャーセンターなどでの教養講座の中でも、臨床心理学やカウンセリングは受講生の人気講座となっているようです。本書は、医療現場で臨床心理士として「クライエントの利益を最優先目標」としている著者が、その仕事内容を、心理療法(カウンセリング)の基礎、臨床現場で出会う疾患、精神疾患の基礎知識に分けて概説し、著者の体験をとおした仕事の実際を「予診」「不登校」「ターミナルケア」「せん妄」の事例により紹介していきます。
近年、学生の不登校や若者の不就労、学校や職場に対する不適応が社会問題化している。このような状況にある青少年の多くは、職場や学校に対して忌避感情を抱くだけでなく、学習や仕事に対する動機づけも低下しているように見える。このような動機づけを高める方法や要因については、教育学や教育心理学をはじめ、多方面からさまざまな提言がなされている。しかし、心理療法や、その原理を教育に応用した実践にもとづいて、こうした動機づけを向上させる要因を抽出することは、これまで、あまりなされなかったように思われる。本書は、それを試みたひとつの挑戦である。
本書は、発熱患者を抱えて途方に暮れているインターン、抗菌薬を次から次へと替えても熱が下がらず焦っているレジデント、肺炎の改善がみられず諦めかけている若い医師、無数の感染症治療薬に窒息しかかっている学生との関わりから生まれた。本書には発熱患者を診療する際の基本的なアプローチ、抗菌薬の臨床的な整理・使用方法、研修医が陥りやすい誤りなどを記載してある。どれも筆者が経験した疾患、相談を受けた悩み、よくみかけた誤りなどに基づいている。
病は「こころ」と深く結びついている。患者のこころへの働きかけなくして、看護の質の向上は望めない。本書では、事例を中心にして、臨床心理面からどのようなアプローチができるかを、領域別に検討する。
本書は、心理療法の現場での疑問を解決し、実際の治療に役立つ技法の解説を盛り込んでいる。
本書には、長い間、心理臨床の仕事に携ってきた著者たちの経験と思索が1つ1つにこめられています。臨床心理学に関するトピックスを、中学生にも理解できるような形で書いたもので、全部読めば臨床心理学の体系があらかた分るように、という配慮もしてあります。
人と組織を蘇らせるツール。一世を風靡したベストセラー『1分間マネジャー』から20年、満を持して贈るブランチャード最新リーダーシップ論、待望の翻訳。
受験資格、試験科目、願書入手方法、問い合わせ先など、11項目のデータを掲載。
今日的なテーマを選定し編まれた続巻。現場での疑問を解決し、実際の治療に役立つ技法の解説を盛り込んでいる。
学級担任、養護教諭、スクールカウンセラー、生徒指導担当、教育相談係、部活顧問が休み時間にもできる新しいカウンセリング。児童生徒・保護者との関係が良くなる実践集。
ますます関心の高まっている臨床心理学を初めて学ぶ人のために気鋭の臨床家5人が身の回りの具体的な事例を使って興味深く生き生きと説いたユニークなテキスト。楽しく読み進むうちに必要な基礎知識がすんなりと頭に入るように書かれた格好の入門書。