なりたいと思ったときから、受験・大学院生活、実際の仕事まで。全国の指定大学院について受験生の求める詳細な情報を収録。実際の臨床心理士の仕事や臨床心理士試験の内容を丁寧に解説。大学院アンケート〜「大学院の望む受験生」「入試の重要項目」など。
臨床心理査定アトラス法とは、ロールシャッハ法、ベンダー・ゲシュタルト法、火焔描画法の三つのテスト結果を数値化して作成された心理査定データベース(アトラス)を活用して、人格的特徴や臨床的情報を得る心理査定法である。本書では、アトラスをいかに使いこなすかの具体的な手法について、初心者にもわかるように、実際の事例をもとに紹介し、各領域の事例にアトラスを適用することの妥当性と意義についても考察する。また、エビデンスベースドの重要性や今後の臨床心理学について考察する対談や、ユング派に近い立場からの論述も掲載している。
本書は、関係性を介した心の発達過程と関係性に由来する臨床問題について著者の臨床経験を下敷きに解説した発達臨床心理学のテキストである。養育者との間主観的体験を通して育まれる自己感の展開を、ライフサイクルに沿って乳児期から成人期に至るまで論じ、かつ世代を越えて受け継がれる葛藤の連鎖と、それを克服するための心理的支援に言及している。発展著しい乳幼児発達研究の知見を心理臨床活動に生かす新たな心理臨床のパースペクティブを紹介する。
現代の日本では、少年犯罪の凶悪化、不登校児童生徒の増加、幼児を虐待する親たち、認知症高齢者など、いろいろな心の問題を抱える人々が存在している。本書は、人間を理解するための基礎的な知識が容易に理解できるよう、初学者にも分かりやすく編集された臨床心理学の入門書である。
企業内のメンタルヘルスの問題を正しく理解するためには、ストレスに対する理解を深めるとともに、メンタルヘルスを「疾病とその治療」という狭い枠のなかで考えるのではなく、職場の対応も含めて改善を図る「適応アプローチ」という、より包括的な考え方で理解することが重要です。経営学とメンタルヘルスを融合させ、その両面からメンタル不調の予防策、対応策を考える本書のスタンスも、この適応アプローチの考え方に基づいています。
多忙な臨床現場で研究をすすめるコツがわかる。研究の基礎から実際までが図解でわかる。質的研究も量的研究もこの一冊で取り組める。パソコンソフトで統計処理を速く簡単にできる。効果的な研究発表のしかたがわかる。
「正信偈」はいわゆる真宗門徒の間で、時、処を選ばず、いろいろの場面で親しみをもって読誦されてきた親鸞の著述です。主著『教行信証』の中で語られた偈文(詩)であり、もとは独立した書物ではありませんが、親鸞の教えの要をよく伝えており、これを熟読するだけでその教えの核心に触れうる内容をもっているものです。本書は、読んで覚え、書いて字句を確かめ、そして内容に触れていただくことを目的として編集されています。読誦に際しては耳で確かめることができますと便利であろうと考え、CDを用意しました(東・西両派でのもの)。また字句を確かめつつ親鸞の教えに近づいていただくために、「正信偈」の字句を直に書き写す書写の欄を設けてあります。
人生は大きく分けて、「運気」「愛」「仕事」の三本柱で構成されています。幸運の達人は、自分が置かれた環境と人間関係をよく知ると同時に、自分と「相性のいい人」をかぎ分け、相手のいい運気をもらうことで、さらに自分の運気を高めているのです。
自閉症スペクトラムを主として「社会性の発達障害」と捉え、具体的な社会的場面における支援の仕方を考えるヒントを提供するのが本書の目的です。
スーパー小心者・ともこが帰ってきた。小心者って案外悪くない。