本書はカウンセリングの仕事に携わっている現役の臨床心理学者たちによってまとめられた新しいテキストである。内容は最初に正常と異常について述べ、さらに心の仕組みについて意識・無意識ということを通してフロイト、クライン、ユングらの考えが説明される。続く7章は、登校拒否、思春期やせ症、中年うつ、老人問題など、人生のそれぞれの課程で生じる現象を、発達段階を追って治療の経過などについて述べ、最後に総括としてカウンセリングの心構えや治療技法について解説してある。
今までの常識を超えた“ワインと料理、とくに魚貝類との相性”の発見。それはまさに二人三脚の著者が、実践を通じて科学的に追求された成果である。文章は軽妙で実に楽しい。
人の性格や運命、相性と、生年月日との不思議な関わり合い。古代インドの54星占術が、その謎を見事に解き明かした。平安時代、日本にも「宿曜経」の名で伝えられたが、あまりにも良く当たり過ぎると恐れられ、人の目から隠された。歴史学者の著者が、その不思議さに魅せられて掘り起こし、現代風に分かり易く紹介する。
本書では神経眼科学をわかりやすく、また、身近なものとするため、抽象的な疾患の概念よりも実際の患者を診る場合役立つような、疾患の具体像をだすよう、注意した。まず、臨床像を知るため症例提示を行い、つぎに症例い対する解説、疾患の解説の順序で記載した。