日本の木造建築を造ってきた工匠の背後には、優れた道具鍛冶たちがいた。日本人の感性によって、切れ味、使い易さと同時に形の美しさを合せ持ち、世界で最も秀でた大工道具を作り出した。伝統工具類の造形、材質感をカメラアイにて紹介。
スペイン内戦の真実を伝える日本初の写真集。スペインの通信社EFE秘蔵の写真170枚を通して、スペイン内戦の歴史的意義を直木賞作家、逢坂剛が解明。
ヨーロッパ、アメリカそして日本で人気急上昇のシャルロット初の写真集。デビュー作から最新作「小さな泥棒」までの彼女の歩みを、スチールとシャルロット自身がこの写真集のために初めて公開するプライベートーフォトでたどる、キュートなフォトアルバム。
「女性に花を感じ、花に女性を感じる」美しきものを撮り続けて半世紀。秋山庄太郎の眼が捉えた生命の輝ける瞬間がここにある。
無数の奇峰と〓江(りこう)の美しさ、いつの世も詩人や画人たちの魂を魅了しつづけた桂林の風光。その超現実的なまでの荘厳さと、東洋そのものを象徴するかのような世界をあますところなく捉えた写真集。高評を博した『桂林夢幻』を増補新編集。
19世紀前半から20世紀初頭まで、詩人、作家、諷刺画家、密偵、気球乗り、発明家、写真家として活躍、第二帝政期のパリに狂騒の種を蒔き散らした天才奇人フェリックス・ナダール。1858年世界で初めて気球による都市景観の写真撮影に成功、人工照明による地下撮影に初めて挑戦するなどの数々の彼の功績は、未だわが国ではほとんど知られていない。本書は、肖像写真を芸術写真にまで高め上げたと賞賛されるナダールの業績を〈空〉〈人〉〈死〉〈闇〉のテーマに分類し、主著『私が写真家だったころ』より本邦初訳のエッセー4編、代表的な写真約70点を収め、ナダール小伝を付すことにより、わが国における本格的なナダール研究の端緒を拓いた。
「への字にしたら、イネつくりがおもしろくなった。」そんな声が続々。への字イナ作は、肥料も農薬も手間もいらない。いるのは度胸だけ。あなたのへの字のイナ作挑戦を応援する写真集です。
戦争写真家ロバート・キャパは、戦争のさなかに、そして束の間の平和の時期に、世界の子どもたちの写真を撮りつづけていた。もし何か、人類に戦争を断念させるものがあるとすれば、それは、キャパが撮った戦争の子どもたちの写真だろう。「これを止めよ」と、キャパの写真は言っている。そして平和の子どもたちの写真は、「これを二度と戦火にさらすな」と訴えている。40年ちかい歳月ののちに発見された数多くの写真のなかから選ばれた珠玉の122枚。世界にさきがけて日本で発表される、キャパのもう一つのライフワーク。
日本映画を代表する名作「東京物語」「晩春」の父親役、「男はつらいよ」の御前様役で知られる俳優・笠智衆87歳。見事に年輪を加え、いよいよ滋味あふれる風姿と味わいを深める演技。生まれ故郷の九州、避暑地蓼科、40年余の住処鎌倉などに四季折々の日々を追った初の写真集。