世界のエース“サブロウ・サカイ”-。生い立ちからアメリカ、イギリスのエースパイロットたちとの交流まで、その軌跡を、600葉の写真と250枚の物語とで構成する異色のフォト・ストーリー。ラバウル航空隊の精税たちの顔々と愛機ー。その鼓動がビビッドに伝わってくる「見ても読んでも眺めても興味つきぬ感動的な」愛蔵版・海軍航空隊フィルム・ライブラリー。
本書には、士官候補生の練習船から豪華な大型チャーター・ヨットまで、多くの国々で用途に応じて建造された多数の船が網羅されている。1956年、英国の帆船訓練協会が、トルベイリスボン間で最初のトール・シップ・レースを実施して以来、帆船訓練の催しは世界中で定期的に開催されるようになり、1992年には、今までで最大の帆船団が大西洋を横断する「グランド・レガッタ・コロンブス’92」が、コロンブスの著名な航海から500周年を記念する祝賀行事の一環として開催される。本書にもこの行事に参加する多くの帆船が紹介されているが、その他にも最大の帆船であるロシアのセドフから、最小の帆船の1隻である、ブリガンチン船ブラック・パールにいたるまで、すばらしい世界の帆船について詳しく掲載されている。各船にはそれぞれの、時として魅力的な逸話があり、多くの帆走経験を持つエリック・アブランソンが、その話を巧みに語る。
宮沢賢治の雪の童話を、夜の闇と幻想的な光で表現した不思議な写真集。賢治の世界が一枚一枚のフィルムを通して美しく妖艶にひろがってくる。
撮影に笑いは禁物だった?坂本龍馬を写したのはだれ?空飛ぶ新橋芸者の不思議なトリック…文明開化ニッポンの写真はユカイとナゾがいっぱい。新発見、初公開の資料から古写真探偵がおもしろ写真の謎を解く。
AMUROがまるごとギッシリ詰まったPhoto Memorial with Message。
わずか11か月だが日本の近代化へのエポックをなす万延元年、遣米使節のサムライは咸臨丸で、サンフランシスコで何を体験し、記録したか。時に福沢諭吉27歳。綱淵謙錠氏も感動の史談。
1975年「アサヒカメラ」誌上で『荒木経惟の実戦写真教室』の連載が始まった。北は札幌から神戸、倉敷、そしてヒロシマへと先生は旅する。生徒たちを引き連れて。日本各地で火花を散らす先生と生徒による白熱のセッション。本書は幻の名著といわれる、天才アラーキーの処女エッセー&写真論である。
いまも、ヨーロッパの人びとの心と生活に生き続けるクリスマス。著者のオリジナル訳による詩や物語の紹介をはじめ、クリスマスを飾る様々な習慣、また人との出会いを、心安らぐ筆致で綴る。
元気の出るラブ・ストーリー。パチリ、13枚目の写真のゆくえは…。
カメラ選びから作品整理の仕方までアジアで素敵な写真を撮るにはコツが要る。そのコツをプロが“面白く、有意義に”教えます。
加持リョウジ最後の1年。加持の網膜的残像及び未発表手記、ボイスレコーダの肉声断片を完全収録。エヴァンゲリオン初写真集、2015。
「京都らしい閑雅な趣を失った所も少なくない」とかの永井荷風を慨嘆させたのは1世紀前。今また巨大“軍艦”駅も誕生し、景観論争が喧しい。時代とともに変貌をとげる古都の姿を、今に残る貴重な写真と文人墨客の名文とで回顧する。懐かしく、驚きにみちた古都の面影が郷愁をさそい、旅心をかきたてる。