迷惑かけてナンボ。「雑音」は聞き流す。無駄な抵抗はしない。85歳と86歳が「自分勝手」の極意を語る。
1983年に36歳で夭逝した写真家、牛腸茂雄。彼の写真は、自らがさまざまな関係性を生きる姿勢そのものだった。本書『SELF AND OTHERS』は、友人、家族、近所の子供たちのさりげないポートレイトからなるが、自己と他者が織りなす関係の網の目に不意に生起する感情のざわめきが、「ときに涙がこぼれる」ような光を放つ。再評価の気運著しい写真家の、いま甦える珠玉の作品群。
冬の寒さと精密機械と御柱祭で知られる諏訪で、一人の高校生が、ふと見た写真雑誌に興味を惹かれカメラマンを志す。東京の写真学校へ入学した彼、小林紀晴は諏訪盆地を離れ新宿駅に降り立ったー。そこから始まる新しい日々。バブルで浮かれる大都会で出会う興奮と孤独と希望と失意の、ひりひりするような二年間。人はなぜ写真を撮るのか。自分は何者なのか。故郷と都会に寄せる複雑な思い。懐疑と自省を繰り返しながら、友情と恋愛を糧に、すこしずつ大人になっていく二十歳の頃。写真学生青春記。
大好評『ハッセルブラッドの時間』、『お茶と写真の時間』に続く、写真家・藤田一咲の「写真の時間」シリーズ第3作。ノラ猫が大好きという著者が、仕事や散歩の合間に出会った猫たちと会話をしているように楽しく、親しげに撮られた日本と海外の猫のポートレート写真の数々。強く、たくましく、美しく生きる猫たちのいろいろな顔、表情がたまらなくステキです。写真156点+書き下ろしエッセイ26話。
紀元後二世紀頃、ローマの一般大衆へギリシャの神話世界を伝えるために編まれた、二七七話からなる神話集。壮大なギリシャ神話の全容を網羅的に扱うためか、神話の骨子や人物の事績等がきわめて簡潔に綴られていて、作者は事典的性格を意図したものと推測される。作者のみが伝える神話要素も含み、ギリシャ神話の研究者・愛好家必読の書。本邦初訳。
本書は写真家の歴史をたどるスタンダードなガイドブックである。大きく美しい図版を中心に、解説やデータを十分に掲載した、初心者にもわかりやすい啓蒙書。
どこまでも行こう。海、山、極地、都市、大地、空。極点を踏破し世界七大陸の最高峰を制覇した若き冒険者の、旅の軌跡。しなやかな感受性は境界を越えて身体と精神の未踏の地を目指す。
骨の世界へようこそ、ここは小さな骨の動物園。かつての野生そのままに、動物たちは今にも大地を駆け抜け、大空を羽ばたくかのよう。それとも、深海で獲物をパクッとひと呑み?さまざまな動物のさまざまな骨。複雑だけど無駄がなく、個性的で、ユーモラス。骨には、そんな動物たちの生命が詰まっている。
英語によるコミュニケーション能力をはかるのがTOEIC Testの特徴だが、そのTOEIC Testがより「実際性」を強化して新たに生まれ変わった。リスニング、リーディングともに長文化し、米国だけでなく、英国、カナダ、オーストラリアなどネイティブの発音も採用される。本書は、この新テストの完全攻略本である。実際の出題形式に沿って構成、その特徴と対策、問題の急所を一挙公開する。初心者も上級者も、この1冊で必ず大幅得点アップできる。
取り込みから補正やRAW現像、切り抜き、合成などの活用ワザまで手順を追って完全解説。デジタル写真が今日から自在に扱える。