20世紀の思想がそれまでに比べて複雑なのは、コンピュータや遺伝子操作などの科学技術が飛躍的に発展した結果、そもそも人間とは何か、知性とは何か、存在とは何か…といった問いが複雑化し、本質的に深まった点にある。もはや「科学を視野に入れない哲学」も、「哲学を視野に入れない科学」も成立しない時代を迎えた今、改めて世紀を代表する知の巨人たちが繰り広げた原点の論争を振り返る。この「知」の戦いの記録は、現代思想を理解するために必須のものである。コーヒーをこよなく愛する「教授」と明晰な「助手」が織り成す時にユーモラスで知的な対話、世紀を渉猟する全30話を収録する。
ビジネスプロパガンダを制する者が世界を制する時代ー混迷の米中関係と加速するグローバリズムの行方を描き、日本が生き残る道を示す!
「ポップコーンの白い部分は何でできている?」「炎天下の車のボンネットなら目玉焼きが作れそう」-ふとした瞬間に湧き上がる食に関する様々な疑問、一度は感じたことがありませんか?本書ではそんな疑問に大学で生物学を教える研究者が実際に実験して体当たりで解決します。世界最小の調理器具を作ろうとして、ポケットインサイズのポップコーン製造機を自作してみたり、いつでも美味しい手作り納豆を食べられるように、家でできる納豆の作り方を模索してみたりー。成功あり、失敗あり、ハプニングありのちょっぴり大人な自由研究がお腹と知的好奇心を満たします!
それでも、希望はある!気鋭のノンフィクションライターによる新時代のメディア論。
9勝46本塁打、ア・リーグMVP!破竹の前半戦/奮闘の後半戦、史上初の投打オールスター出場ー名シーンで振り返る歴史的シーズン。完全保存版。
拍子抜けするほど解きやすい!2週間で短期仕上げ。科目別にまとめてあるから解きやすく学習がとにかく早く進む。繰り返し出る必須問題だけを最優先してざっと覚えられる。覚えやすくて点数が稼げる科目の順に配列構成。直近8年(15期分)のほぼ全問を収録(類似問題は代表問題を掲載)。
60名超の写真家が心を奪われた全国各地の自然、風物詩、夜景。270スポット掲載。
あなたの仕事と人生を切りひらく、令和最強の文章術!「大宅壮一ノンフィクション賞」受賞、かつ1本2000万PVのウェブ記事を生み出す第一線のライターが文章術を直伝!といいつつ、本書はお堅い文章術の教科書ではありません。毎日のメールからツイッター・婚活アプリに至るまで、ごく普通の学生・ビジネスマンの仕事と人生を切りひらく、かつてない「ユニバーサル文章術」。「読まれる」ための文章を研究し実践し続けた著者の16年間が結晶した、令和必携の一冊です。
ロックやソウルなど洋楽の要素を取り込み、鮮やかな色彩感覚で洗練された都市の情景を描きながら、憂いや哀愁をも含んだ日本独自の音楽ジャンル、「シティポップ」-1970年代から80年代にかけて日本で誕生したこの「都市型ポップス」が2010年代のネットコミュニティの降盛により、竹内まりや「プラスティック・ラヴ」をはじめとした作品の数々が世界に発見され、急拡大した。本書はシティポップ史に燦然と輝く名盤から、先人の遺伝子を受け継ぎ昇華する次世代盤まで、シティポップを紐解く必聴の100枚を厳選し、一枚ずつ丹念にレビューする。時代も国境も軽々と越えた、日本の文化遺産に耽溺してほしい。
「親ガチャ」という言葉が話題を集めている。まるでくじを引くかのように、生まれてくる子どもは親を選ぶことができない。人生が上手くいかないのは「ハズレ」を引いたせいだー。時に、そんな自虐や冷笑の思いも込められるが、そうした概念が多くの人の共感を集める背景にあるものとはいったい何なのか?本書では、日本社会の表層に浮上しつつある違和感や陋習、問題点などに着目し、7つのテーマに沿ってそれぞれ識者が掘り下げる。
世はまさにSDGsブーム。「よりよい未来をつくるために」と掲げられ、政府やマスコミも手放しで礼賛する17の目標はどれもご立派なものばかりだが、その一つひとつを科学的に検証していくと、欺瞞と矛盾に満ちた「大嘘」であることがわかる。このままだと「地獄への一本道」を突き進むことになるというのに、日本人はいつまでこの茶番を続けるつもりなのか?拗ね者の生物学者が忖度なしに語りおろす、SDGsの知られざる真実!
2027年、日本がウクライナになるー。決して脅しではない。習近平国家主席が4期目を決めるだろうこの年に、世界は大きく動くことになる。ロシア、中国、北朝鮮に囲まれた我が国の危険性は、日増しに高まるばかりである。ロシアはなぜ北方領土を手放さないのか、中国が尖閣諸島を執拗に欲しがる背景、北朝鮮のミサイル発射の脅威…。AIや衛星が主流の現代の戦争においては、海は陸地化しており、島国は安全という理屈も通用しない。元自衛官で「戦場のリアルを知る政治家」である著者が指摘する、日本防衛の落とし穴とは。