元幕臣にして北辰一刀流の達人・志村悠之介は、浅草で写真館を営んでいた。あるとき政府の大物からの撮影依頼を引き受けてからというもの、亡霊の出現、妻の失踪など、奇妙な事態が続出する。さらに来日中のロシア皇太子が襲われる事件が勃発。現場を目撃した志村は、友人の新聞記者・岡本敬二とともに事件の真相を追うが…。日本中を震撼させた大津事件の謎に挑む、渾身の時代長編。大好評“盗撮”シリーズ第3弾!
戦前、戦中期を通じて、東京は日本最大の軍都だった。近衛師団司令部をはじめ官衙がひしめいていた宮城(皇居)周辺や、大戦下の総司令部として機能した市ヶ谷、武器・弾薬の一大製造拠点だった十条・板橋など。そこに現在も残る軍事遺産を、当時最高精度を誇った米軍撮影の鮮明な空中写真や地図などを手掛かりにたどっていく。歴史ファンから、まち歩き好きまで読んでほしい一冊。
きれいで不思議な別世界!?写真と図解でわかる!「名園」の見方・楽しみ方。
航空史から最新鋭機までを写真と記事で解説特集●タイフーン飛行隊初来日と日英共同訓練“ガーディアンノース16”
2016年初めの日英外務・防衛閣僚協議(2+2)での合意を受け、10月下旬から11月初旬にかけて英空軍のタイフーン戦闘機が初来日、三沢をベースに航空自衛隊のF-2、F-15と日英共同訓練“ガーディアンノース16”を行なった。来日したのはNo.II(AC) Sqn所属の隊員と4機のタイフーンFGR4で、ボイジャー空中給油機とC-17輸送機がこれを支援しているが、訓練期間中はほぼ毎日午前と午後に空自機との訓練が実施されている。『航空ファン』では到着と訓練時の様子のほか、英空軍参謀長や在日英大使、防衛大臣、航空幕僚長なども参加した式典の模様まで、詳しく取材し巻頭でお伝えする。
第2特集●中国ステルス戦闘機「殲20」初公開と2016年国際航空宇宙展
中国の珠海で2年に一度開催される中国航空航展は、同国で開発中の新型ステルス機「殲20」が参加して注目を集めた。10月に東京ビッグサイトで開催された2016年国際航空宇宙展とともに、アジアの最新航空ショー/展示会で話題となったトピックを拾う。
今月の注目記事
●33回目を数える米フィリピン合同年次揚陸演習“PHIBLEX”
●自衛隊記念日観閲式とAFFJ(空軍参謀長等招へい行事)
●写真家“Katsu”TOKUNAGAの空撮術
●開業から3ヵ月のせとうちSEAPLANES
●MV-22Bが木更津での定期整備開始を前に騒音測定
●追補・個人としての航空戦史「空対空爆弾は有効だったのか」
注目グラフィック特集
●ルーマニアに展開したカリフォルニアANGのF-15
●秋の航空祭(芦屋、浜松、岐阜、入間、奈良のブルーインパルス)
●飛行存続の危機に直面する元英海軍シービクセン
●レッドブル・エアレース最終戦と2016年シーズン総括
好評連載群
MRJ通信
空夢【ソラユメ】航空界でのチャレンジ
航空救難団活動記録
飛行機庫図鑑
Bf109Eの検証
「写真を磨く」あなたの写真はもっとよくなる
最新中国航空・軍事トピック
気軽にふらっと…新しい街歩きスタイル。おすすめルート満載。スマホとリンクできるQRコード付き。
80年以上の歴史をもつ総合カメラ誌表紙撮影:森山大道
●「肖像権アレルギー」をぶっ飛ばせ!
グラビアから特別付録まで総力特集154ページ
これがスナップだ!
森山大道新作グラビア「K」
●Chapter 1 森山大道 スナップを語る
●Chapter 2 名作写真集から読む、スナップの進化 大西みつぐ×山谷佑介
●Chapter 3 スナップ写真の世界はこうなっている! 飯沢耕太郎×鳥原 学
●Chapter 4 鬼海弘雄「アナトリア」
●Chapter 5 石川竜一「月の溶ける森」
●Chapter 6 奥山由之「As the Call,So the Echo」
●Chapter 7 ハービー・山口「日々の名残り」
●Chapter 8 有元伸也 カメラでスナップ写真は変わるか?
●Chapter 9 半沢克夫「渋谷夢譚」
●Chapter 10 鈴木達朗「視覚/魅惑」
●Chapter 11 山内道雄 スナップは写真の王道だ!
●Chapter 12 梁 丞佑「新宿迷子」
●Chapter 13 新納 翔 あえて中判デジタルを選ぶ
●Chapter 14 百々 新「もうひとつの京都 鬼にも福にも」
●Chapter 15 伏見行介 スナップを撮ることとはーー。
●Chapter 16 尾仲浩二 草野庸子 初沢亜利 藤岡亜弥
ーースナップを撮り続ける写真家の「心模様」
●Chapter 17 写真学生が挑戦した1日500枚のスナップ 迫 恭平
●Chapter 18 田沼武能「子どもは時代の鏡」
●Chapter 19 渡辺 眸「TEKIYA」
●Chapter 20 【鼎談】今日のカメラスナップに最適なカメラを考える
●Chapter 21
撮影しているとき犯罪に出合ってしまった! そのときアナタが取るべき行動は!?
監修:福井健策(弁護士)
●Chapter 22
写真好きのための法律&マナー 第8回
【座談会】炎上と萎縮の実例から学ぶ「肖像権と盗撮」
大西みつぐ×塚崎秀雄(東京カメラ部代表取締役社長)×三平聡史(弁護士)×佐々木広人(本誌編集長)
AI/ロボット/スパコンからソフトウェア・ラジオ/ハイレゾ・オーディオまで。
アウトドア、荷造り、園芸、防災・緊急時などさまざまな場面で役立つ!200解説。
18通りの散策コースをたどりながら、「フェルミエ・ジェネロー(徴税総請負人の市壁)」、すなわちアンシャン・レジーム(旧体制)末期にパリの市域をとりかこんだ壁の内側を探索する。
東京の地下には、あなたの知らないもう一つの東京が潜んでいる。テレビや新聞ではふれられない、闇に眠る謎を解き明かす。
現代的大都市の矛盾のド真ん中に生れた芸術=写真。アッジェが、アーバスが、その「裂け目」を鋭く把える。写真をめぐる言説に革命をもたらす「素人の感想」。
UFOは一体何の目的で飛来するのか?夢とロマンに満ちた宇宙人&UFOのベールにつつまれた謎に迫る。
世界遺産はいかにして受け継がれるのかー。お城をまるごと巨大な鉄の屋根でつつむ、前代未聞の大工事の全貌!五年半にも及ぶ「平成の保存修理」を経て、二〇一五年三月にお披露目された世界遺産・姫路城。約七万四千枚の屋根瓦の葺替え、漆喰の塗り替え、鯱瓦の製作…現場では延べ二万八千人の職人たちがさまざまな作業に挑んできた。日本一難しいといわれた工事を振り返ると、名城がますます面白くなる。