祇園社神灯目付役の植松頼助は、相方の孫市らと共に京の町の警固にあたっているが、町歩きの途中、芝居小屋で雑役夫として働く正蔵という男と知り合い、なにくれとなく世話をやくこととなる。だが正蔵は死病に取りつかれており、病床を訪れた孫市に奇妙な願いを打ち明ける…。シリーズ二弾、四編を収録。
ベッヒャー派に「ヨーロッパ近代」をめぐる政治を看破し、ゲルハルト・リヒターにはその多様なスタイルを統一するマトリクスを組みたて、森山大道を裸にして「写真よさようなら」から「プラットフォーム」にいたる写真リアリズムの蘇生を論じる。写真の過剰、批評の不在という現代に向けられた本格的な写真論、ここに誕生。
露出の悩みも解消!撮りおろしの実例写真で、露出の決定値を、具体的にこまかく解説した本邦初の画期的マニュアル本。撮影時には欠かせない1冊。
卓越したスキル、フィジカル、メンタリティから生み出される、アートフットボール・アクトの数々。それらは単なるテクニックのデモにとどまらない、意識の奥底から溢れ出る自己表現だ。どうか君も、オッティのすばらしいパフォーマンスに触れ、そのメッセージを感じてもらいたい。そしていつの日か、“君自身のアートフットボール”を表現してほしい。
中川卯之助の父は、敵探しに出てから十五年、今では病に伏してしまい、やっと見つけた敵から逆に命を狙われていた。父に代わり仇を討とうとする健気な卯之助に、植松頼助ら神灯目付役の三人は、助太刀を決意。しかし、敵には六十人もの加勢があった…(表題作)。絶望した人々を救う頼助の活躍。
「洞窟学」はおもしろいが、自然・人文両分野にまたがり難解であるとか、たくさんの煩雑な専門用語がつぎつぎと登場しとまどいを感じるという声があることから、平易で明快な(おもしろくわかりやすい)、くらしとの関わりが見えてくるような洞窟学の本にした。
21世紀の今日では想像もつかないレトロ電車たち。この愛すべき高松の「主」に愛着を覚え、ことでん長尾線を旅した記録をお届けする。レトロ電車と、ことでん長尾線のありのままの姿を感じ取っていただきたい。
弟から送られてきた携帯メールにあった1枚の写真に、寒々しい森と女性の霊が映っていたことから、ヒロインに真実の恐怖が襲いかかる。清水崇監督作品の助監督として腕を磨いた吉田浩太が、身も凍るようなホラーを演出!
現場で使えるALS実践のすべて。日本版救急蘇生ガイドライン準拠。
幕府御法度の『日本書紀』をめぐる朝幕の熾烈な暗闘。天皇を崇める神書の頒布と浸透を恐れる幕府の暴挙。尊王のために、植松頼助は巨大な敵に立ち向かう。
よくわかる、きれいに撮れる。作法と技術を満載。
線路を構成する上での主役であるレール、分岐器、PCまくらぎについてそれぞれの製造工場を、また貨物駅や製鉄所などの特殊な線路の現場を取材しまとめた一冊。
本書は、日本列島を北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州の8つの地方に分け、まず、各地方の地質を100万分の1地質図にもとづいて概観する。それぞれの地方で地質学的に重要な地域を7〜9箇所選び、地層の古い順に並べ、見開き2頁で地質を概説している。