あいも変わらずディジタル技術が主流の現代だが、その中にあってセンサは第一級のアナログ部品として活躍している。本書では多くのセンサに接し、多くの回路を設計してきた著者が、その経験から得た、センサを使う上でのノウハウをふんだんに紹介する。たとえば40万アンペアを超える雷電流センサ回路、液体窒素まで冷却して高S/Nを必要とする分析用放射線センサ回路、レーザ・ダイオードとPINフォト・ダイオードを使った長距離用トランス・インピーダンス回路など。
計232点の豊富な作例とプロ伝授のワンポイントアドバイスで、写真がすぐに上手くなる。デジカメ写真をいかすホームページ作例付き。
家族アルバム、医学写真、フォトジャーナリズム、芸術写真…スデク、カルティエ=ブレッソン、アヴェドン、プロシュ…トラウマや鏡像段階など、精神分析理論を自在に駆使し、あらゆるタイプのイマージュ=映像を論じる。バルトを批判的に乗り越える「行為としての写真」論。
最近、写真を自己表現の手段として活用している人が増えている。コンパクトカメラでは飽き足らなくなった人たちが「イメージづくりの道具」として一眼レフカメラにステップアップしてきた。しかし、多くの方にとってネックなのが、カメラの操作と撮影技術の勉強だ。どんなに初心者向けと銘打って出された解説書でも、文字を読んでいるだけでは撮影意欲が薄れてしまう。そこで、この本では、簡単だけどだれかに自慢できるような作例を紹介し、そのための技術をイラストで説明している。
手話には、ろう者の言葉である日本手話と、日本語に合わせて表現する手話の、2通りがある。本書では、私たちが日常使っている日本手話の会話を取り上げ、みなさんと楽しく会話できるようにした。また、ろうの文化や生活の一部もご紹介しながら、自己紹介やあいさつといった基本的な内容から、デートやショッピングなどの心はずむ会話まで、楽しみながら覚えていただけるように工夫した。
見開きほぼ全頁にわたって、240点に及ぶ写真・イラストを掲載、24頁の美しいカラー口絵を挿入。2000項目を越えるタイトル索引(邦訳書名入)、人名索引(原綴付)も充実。
「東洋のパリ」と称され、激動の時代に開花した国際都市「大連」…満州を舞台に追い求めた日本人の夢とは何だったのか。秘蔵の写真と地図で見る井上ひさしの昭和史。
公家の庶子として生まれた植松頼助は祇園社の神灯目付役として境内や町の警護に務める日々を送っている。祇園まつりを二日後に控えた日、大雲院の屏風絵が年ごとに消えてゆくという不思議な噂を耳にした彼はさっそく現地へ向かうが、そこで奇妙な男に出会う…。剣の達人が京の難事件を解決する連作四篇。
この本は著者が一番集中して撮影した1950年代に在籍していた国電について、写真とともに回想してみたものである。
祇園社神灯目付役・植松頼助は、相役の孫市や後見人の村国惣十郎に助けられながら京の町の警固にもあたり、洛中を騒がす奇妙な出来事を次々と解決している。町歩きの途中頼助は、芝居小屋で雑役夫として舞台の拍子木を打っている初老の男・正蔵に会い、人から蔑まれながらも、もの哀しげに拍子を口ずさむ彼に興味を抱き、なにくれとなく世話をやく。後日、正蔵のもとを訪れた孫市は死病に取りつかれ、床についている彼から、死ぬ前に成し遂げたいことがあると意外な願いを打ち明けられるが…。祇園社の神灯目付役が人情味あふれる裁量を示す好評シリーズ第二弾。書下ろし連作四篇を収録。
日常生活に欠かせない表現を厳選し、写真と絵でわかりやすく解説。会話が広がり、コミュニケーションが深まる。手話を学ぶ人の必携の一冊。
数多くの姉の写真が埋もれていた。そのほとんどは青春時代の写真だった。じっくり見ていくうちに、その奥にあるものが見えてきたー。仕事、生き方、おしゃれ、そして今もなお、人々の胸に熱く残る珠玉の作品群…21年前の夏、飛行機事故で逝った向田邦子の全魅力を、妹の言葉と百余点の秘蔵写真で振り返る。巻末に年譜収録。