本表の「赤潮生物」の分類は、「赤潮生物研究指針」(社団法人日本水産資源保護協会編,1987)に採用した体系に準拠している。各赤潮生物の記述はその生物全体の大きさや外部形態の特徴を中心に行ない、内部形態やシスト形成の有無、生活史、生理・生態および赤潮形成の有無などについても触れた。
シャッターが押された瞬間から、印画紙の表層には不在の感情がたちこめる。失われ続ける〈現在〉を表象する写真-。その〈現在〉の意味を求める眼差しの、亡霊探しにも似た営為から、錯綜する現代の感受性をさぐる。
写真は光と時間の化石である。カメラを介して世界に語りかけ、撮る行為を通して世界が語る言葉を聞く「光の狩人」のハイコントラストなまなざしの系譜。
写真と図版でビジュアルに迫る太平洋海戦史。海兵66期、海兵教官、防大教授としての自らの体験と海戦史の研鑚を積み重ねて様相を転じる戦場の動きを初めて解明。真珠湾から珊瑚海海戦までの開戦当初の日米海空戦の全容を捉えた迫真の一冊。
日本・近代写真の巨匠、そして永遠のライバル木村伊兵衛と土門拳。写真は芸術か。報道写真とは。リアリズムとは。写真が確立する「きっかけ」を創った二人の比較を通して見えてくる、さまざまな写真の可能性。
太平洋戦争の趨勢を決定づけた二大戦場ミッドウェー海戦・ガダルカナル海戦の大局から見た戦略と戦術、そして実際の展開から避退にいたるまで、大戦枢要の日米海空戦の全容を捉えた迫真の一冊。
合理的戦術と物量で押し寄せる連合軍と対応に遅れをとった連合艦隊との死闘。混乱する日本軍の方策と錯綜する戦場の実体を分析、運命をかけたマリアナ沖、レイテ海戦の全容を捉えた迫真の一冊。
「バス・フィッシング」は、ブラックバスという生き物を相手にしたゲーム・フィッシングである。本書は、バス・フィッシングの基本を写真とイラストをふんだんに使って視覚からも理解しやすいようにしている。
京都にちなんだ能を歳時記風に十二か月順に紹介。季節を彩る花の写真と能の舞台写真に現地ルポを添え観光名所にはない魅力を伝える。