本書では、動物の健康管理に必要な知識や技術を、実際の流れに沿って統一した考え方で紹介。また、我が国の実状にあわせて、不必要な内容は極力省き、必要な事柄だけを平易な表現を用いて詳細に解説している。動物の健康を管理する際に不可欠な知識や技術はもちろんのこと、飼い主に対する指導を行う際に必要とされる実践的な内容も数多く盛り込んでいる。
原生動物から昆虫類、魚類、鳥類、哺乳類まで、古代から明治初期に至る日本人と動物との係わりを、膨大な文献を渉猟して解き明かす動物文化史。野生動物から観賞、飼育、食材としての利用まで、約750種の動物を取り上げる。本草書、図譜、風土記、産物帳、料理書、歌集、日記、随筆、触書、引札、浮世絵、絵巻物、屏風絵など引用資料は多岐にわたる。
微生物、植物・動物細胞の基本培養操作から、DNA・転写産物・タンパク質などの解析法、バイオインフォマティクス・プロテオミクスについてまとめたポストゲノミクス時代の必携書。
本書は有毒植物のみならず動物が出合うほとんどの“毒”、いわゆる自然界由来物や人工物(化学物質等)を取り上げ、そしてそれらを系統的に分類し、発症までの作用機序や治療について記述してある。さらに、第3章に分かり易い事例として実際の臨床例を取り上げた。
獣医療業界を取り巻く環境は、小動物診療を志す獣医師の増加、人口減少とそれに伴う飼育ペット数の減少など変化の時を迎えています。誰に、どこで、どんな獣医療を提供するのか?動物病院経営者として、様々な道の中から選択が迫られています。本書は、小動物獣医療業界の現状と今後のトレンドを経済的側面から考えた上で、開業を計画する際に踏まえておきたい基礎知識や具体的な手順をステップアップ別に解説しています。
基本的な薬理学や生理学を押さえ、麻酔機器の準備・使用法から動物種ごとの麻酔の手技・手順まで網羅。疾患・手術法別に加え、併発疾患を考慮した犬・猫の具体的な麻酔プロトコールを提示。フェレット、ウサギ、げっ歯類などのエキゾチック動物に関して、取り扱い方から麻酔プロセスまで特徴と注意点を含めて解説。
診断推論とは…単に問題点を羅列してから、それぞれに鑑別診断リストを作成する以上の方法である。簡単に覚えられる「ルール」があり、日々遭遇する症例の大部分に適応できる。3〜4つのステップに沿って進める系統立てたアプローチである。思考の枠組みができることで、必要な情報を簡単に引き出せるようになる。長い鑑別診断リストを覚える必要が減らせる。「明白そうに」みえる診断名に囚われなくなる。つまり確証バイアスに陥ることを避けられる。適切な病歴聴取を行うきっかけとなり、見逃しのない臨床検査を実施できるようになる。診断方法や治療方法の論理的な根拠があるため、飼い主とのコミュニケーションが円滑になる。どうしようもない症例が、何とかなる症例に変わる!
本書は、生体の様々な機能の解析や各種の診断・治療技術、生体材料・人工臓器などの幅広い分野をそれぞれの専門家が詳しく解説しており、バイオエンジニアリングの多彩な学際領域を網羅している。