近年、街中にシカやイノシシ、クマが出没して、よく騒ぎになっている。ニュースで目にした方も多いことだろう。しかし、そうした野生動物による「獣害」の実態を知る者は少ない。捕獲頭数はシカとイノシシだけで年間一〇〇万頭を優に超え、農林水産業被害の総額は、報告されていないものを含めれば年間一〇〇〇億円を超えるといわれている。「人間は動物の住処を奪っている」と思っている人は多いが、実際はむしろ「動物が人間の住処を奪っている」のだ。様々な媒体で動物と人、そして森の関係を取り上げてきた森林ジャーナリストが、日本の緊急事態・獣害の実態に迫る。
かならず先に好きになるどうぶつ。たぶん、あなたも、ぼくも、そういうどうぶつだったことがある。-糸井重里が書いた1年分のことばのなかから、こころに残る「小さいことば」を選りすぐって、毎年1冊ずつ、本にしている、小さいことばシリーズ。
ずっと近くにいなくても、もうこの世にいなくても動物たちはいつもあなたのそばにいる。Twitter未公開作品30P以上を収録!
なぜするのか?いつからしはじめたのか?しない生き物はいるのか?なぜ茶色いのか?臭い理由は?「うんちに擬態する」生き物や、「他の生き物のうんちを食べる」動物がいる!?仲間やライバルの行動を支配する、うんちを使った「情報」戦略とは?思わず誰かに話したくなる「うんちのうんちく」が満載!
あの生きものが実在したら、どんな進化をするのか。神話や伝承の生きもの23体の生態から骨格まで徹底解剖!
合格への640問!「動物看護師統一認定試験」最新過去問題120問&解説を収録!オリジナル予想問題520問を掲載!本体から取り外し可能な便利で分かりやすい解説集つき!
キリンがほとんど声をださないのは、なんでだろう?世の中は「わかっている」ようで「わかっていない」ことだらけ。世界でまだ誰も解明していない、どうぶつたちの謎を通して「答えのない問いに向き合う力」をそだてる新感覚の絵本。京都大学の動物博士とつくった絵本。
生物の進化は、自らが生き残り、遺伝子を次世代に継承するための「利己的」なメカニズムとして説明されることが多い。だとすれば、種を超えて観察される「利他的」な行動は、どのように理解すればよいのだろうか?本書は、植物学者と動物学者がタッグを組み、その謎の答えに迫る。カギとなるのは「共生」という戦略である。互いの強みを融合し、欠点を補い合いながら自然淘汰に打ち克った生物たちのドラマ。
自己家畜化とは、イヌやネコのように、人間が生み出した環境のなかで先祖より穏やかに・群れやすく進化していく現象だ。進化生物学の近年の成果によれば人間自身にも自己家畜化が起き、今日の繁栄の生物学的な基盤となっている。だが清潔な都市環境、アンガーマネジメント、健康や生産性の徹底した管理など「家畜人たれ」という文化的な圧力がいよいよ強まる現代社会に、誰もが適応できるわけではない。ひずみは精神疾患の増大として現れており、やがてー。精神科医が見抜いた、新しい人間疎外。
自然を、そして動物を愛したシートン。彼の描く動物たちは、生き生きとあざやかだ。ハイイロオオカミのロボとの対決、そしてその最期を描いた「ロボーカランボーの王様」のほか4編を収録。読みやすい完訳版。
古代大陸生まれの原始猿や絶滅した恐龍族の血をひくドラゴン。地球に残された貴重な密林に高山に深海にひっそり生き続ける「進化の生き証人」たちをたずねる。