ユートピアでもディストピアでもない、歴史と文学に刻まれた人間と動物たちの遭遇の痕跡。そこからは過酷な暴力に晒された動物たちの呼びかけに、さまざまな文化圏で人間が試みた多様な応答が浮かび上がる。人間中心的に構築された既成概念のかなたで、人間と他の動物たちの近接性の再考を試みた国際共同研究の記録。
砂漠に暮らすゴビヒグマ、ウロコのある哺乳類ミミセンザンコウ、ドラゴンの子どものようなホライモリ、驚くほど小型化が進むトナカイ、そして身じろぎもせず笑みを浮かべるハシビロコウ…個性的な野生動物たちの多くが、いま絶滅の危機に瀕している。この本では、とても美しいイラストとともに、動物たちの驚くべき生態を紹介する。本書を読めば、これらの動物が大好きになり、彼らをぜひ救いたいと思い、その方法を知りたくなるにちがいない!
シートンの飼い犬だった、いたずら好きの「ビンゴ」。けっして人間につかまらず、「人狼」とおそれられたオオカミ王「ロボ」。ニューヨークの下町で力強く生きるノラネコ「キティ」。するどい観察と、暖かいまなざしを通して、人間と動物の共存をうったえる感動の3編!大自然に生きる動物たちの愛と戦い、悲しみを描いた不朽の名作を読みやすい完訳で!
このえほんには1つだけルールがあるよ。それはこのボタンをおしちゃダメということ。このボタンのことをかんがえてもダメ。できるかな?2〜6歳児向け。
かこさとしさんは、たくさんのおはなしをかいていました。この巻は、動物がでてくるおはなしばかりが入っています。どこからよもうかな?まいにち一話ずつよもうかな?小学校低学年から。
イエスの言葉「豚に真珠」。ブタはなぜ嫌われ者になった?聖書に登場する動物は、キリスト教・神道・仏教、古典文学ではどんな存在とされているのか?人の暮らしと動物の関係を、古今東西おりまぜて楽しく紹介するエッセイ。
この世界は生きものたちの“感じられた経験”に満ちている。タコの経験、ヤドカリの経験、ウミウシの経験…動物たちを独特な「経験する存在」にしているものは何だろう?多様な感性の起源を探り、精神と物質のギャップに橋を架ける。『タコの心身問題』の著者による驚きの生物進化読本、第2弾!
世界各地にはいろいろな動物がいるよ!どうやってごはんを食べるのかな?どんなふうに成長していくのかな?動物たちのくらしをのぞいてみよう!動物の生態が貴重な写真とおはなしで楽しめる!知識の世界を広げよう!どうぶつのあかちゃんたちは、いっぱいたべてねてあそんでおおきくなるよ。パパとママのまねをして、おべんきょうもがんばるよ!対象年齢3〜6歳。
だれかのことをすきになったとき動物はどうやってその気持ちをつたえあうのでしょう?この本の主人公は、同じ2ひきでなかよく一生をすごす動物や、めずらしいプロポーズをする動物たち。ちょっとおかしくてちょっとほほえましい動物たちの「だいすきのつたえかた」を紹介します。
どんぐりの落下と発芽から「ここに在る」ことを自問するリスの青年。衰弱した弟との「間柄」のためにニワトリを狙うキツネのお姉さん。暗闇から光の世界へ飛び出し、「存在の本質」を探すコウモリの男の子。日本・南米の動物たちが見た「世界」とは?哲学の入門書よりやさしく学べて、明日を「生きる」意味が見える物語。