となりに生きる動物たちが、ぜんぶで27種!楽しくてためになる動物写真集。小学中級から。
伝統的な哲学が前提してきた、ヒトとそれ以外の動物を区別する根拠とは何か?両者の間に引かれた境界線を、イルカなど他の知的動物たちとの比較を通じて批判するとともに、人間を孤立し自足した強い個人ではなく、傷つきやすく障碍を抱えうる動物、共同体のなかで“与える”だけでなく“受けとり”、他者への依存のもとで初めて開花しうる動物として理解する、徳倫理学の画期的な明察。
人間の生命現象である、脳・神経系の働き、骨格系と筋肉、呼吸器、循環器、消化、排泄、生殖の仕組み、さらには、それらを行っている膜の働き、物質輸送、シナプス伝送、電位の発生、興奮、制御など、人体のあらゆる生理現象の仕組みと働きを扱う科学科分野を「生理学」と言います。生理学は基礎医学の中心であると同時に、私たち自身の驚嘆するほど精巧な「ミクロコスモス」の存在を教えてくれます。生理学では、動物でよく発達している器官系である神経系、感覚系、筋・骨格系を「動物性機能系」と呼び、内分泌系、呼吸系、循環系、消化系、免疫系、泌尿系、免疫系、生殖系を「植物性機能系」と呼びます。本書は「動物機能編」とし、動物性機能系について解説します。
女性、人種、障害者、幼児、難民…マイノリティをめぐり噴出する現代の矛盾と軋轢を、政治/経済/社会/文学における「人間」と「人間ならざるもの=動物」の闘争過程として劇的に描き出し、人間概念の揺らぐAI=ポスト・ヒューマン時代にその境界線を根底から撃破する、気鋭による政治=思想の新地平。
お化けの音?宇宙船の音?いえ、アザラシの鳴き声なんです!氷の下で交わされるアザラシたちの「会話」は謎だらけ。鳴いている姿をまだ誰も見たことがない種も珍しくないという。水族館に通い詰め、流氷の海に繰り出し、その解明に挑んだ著者の奮闘記。
石にも心はある!ダンゴムシ研究者がたどり着いた斬新な世界観。永年にわたるダンゴムシやオオグソクムシなどの研究を通じて、心とは「隠れた活動体」であると定義した動物行動学・比較心理学者による最新作。「心」は、ヒト以外の生物はもちろん、石などの無生物にさえもあると説き、私たちが「何かをしたいと思う気持ち」にも、話す言葉にも「隠れた存在」はあるのだと、新たな世界の見方を提示する衝撃的な論考。
野生動物の家畜化、そして実験動物化へ。公益財団法人実験動物中央研究所、世界に先駆ける実験動物開発の軌跡。
熊本地震で長期休園中の熊本市動植物園。地震直前、園内すべての動物たちの「素顔」に迫った熊本日日新聞社の人気連載が本になった。