一度は、貧しさのために野球をあきらめた修。しかし修を応援する母や友人たちに支えられて、ふたたび野球を始めることができた。修の情熱に心を打たれた今村と、共に苦しい練習にはげみ、甲子園をめざす。優勝を目の前に今村は事故でこの世を去ってしまう。大切な友を失った悲しみを胸に、修は甲子園のマウンドに立った。感動の友情物語。
明の太祖朱元璋を継いだ太祖の嫡孫建文帝と、帝位を簒奪して三代皇帝となった建文帝の叔父永楽帝との覇権を巡る争い、敗れて僧となり雲南の地をさまよう建文帝の姿を、雄大な叙事詩調で描いた傑作「運命」、宋朝以降、元、明、清の時代の美しい詩詞をちりばめた歌物語風小品十三篇から成る「幽情記」を収録。
リストラ、倒産、自己破産、自殺者急増…いったい日本はどうなっとるのや?!“ナニワのマルクス”青木雄二、“突破者”宮崎学。裏の裏まで知り尽くした達人二人が、社会の仕組み、金のからくりを徹底解剖。金貸しのカモにならず、会社の奴隷にならず、タフにしたたかに生き抜く術を、過激に具体的に伝授する。豊富な実例を引きながら、思わず笑える痛快な金貸しとの攻防、破綻寸前の住宅ローンをめぐる起死回生策、さらには資産をどう形成するか…国も会社もアテにできないこの時代、家族と自分を守り抜くために必読の世紀末新バイブル。
現在の学校教育での歴史教科書が教える日本の歴史は、あまりにも一面的ではないでしょうか。特に、第二次世界大戦前後の日本のこととなるとすべてが悪で、反省の弁ばかりです。本書は実証主義の立場から、反論します。ユダヤ人を救った関東軍、インド、インドネシアの独立を助けた日本兵、戦前・戦中に朝鮮のために自分を捧げた人々…。本書が提案するのはタブーにとらわれない自由な議論です。他、ペリー来日の本当のいきさつ、様々なジャンルで日本に貢献してきた女性達等、知られざる歴史エピソード満載です。
文学者へ成長する漱石と子規。鴎外が遺書筆録を託した賀古鶴所。「近さ」からドラマを生んだ芥川たち。志賀直哉ら師を持たない白樺派の世代。漢詩の世界、ギリシア・ローマ以来の言説にも目を配りながら、遭遇、切磋、別離など交流の綾を読み、日本近代文学の重要な局面をたどって、教養・信頼が育つ人間関係の空間をみつめる。
むかしむかし、あるところに、とっても大きな鼻をもった人がいました。あんまり大きくて重いので、その人が一歩ずつ歩くたびに、前の地面にめりこんで大きなあながあくほどでした。ちょっとわがまま、だけど愛すべきふつうの人々がくりひろげるおかしなおかしなナンセンスコメディー。
唐・長安の栄華の跡を巡る宋代、明代の旅行記。
アイドルから大人のシンガーへと脱していくため、試行錯誤を繰り返していた80年代の秀樹。あのころはバラエティに富んでいたのだなとつくづく感じた。「愛の園」は何年経っても気恥ずかしいが、やはり「ギャランドゥ」は燃える。オイシイ秀樹がここにいる。
指揮者のワンダーランドへようこそ。指揮者で始めるクラシック。
スノーボードのプロ・ボーダーたちのクリップで使用された楽曲を中心に収録した、ストリートに根ざしたボーダー・コンピ。ジャンルの垣根を超えて、スピード感あるパンクやヒップホップなどを幅広く収録する。
ムービック刊行のボーイズラヴ系ノベル『淫らなキスに乱されて』のドラマCD。弁護士の中津はある日、自堕落なルポ・ライターと口論になり……。ミステリアスな悦楽の世界が描かれている。
アニメ『ドージンワーク』のエンディング・テーマ。同人誌を取り巻くディープな世界に引き込まれた主人公・長菜なじみの気持ちとリンクした歌詞と原宿BJ Girlsのメンバーでもある水橋舞のフレッシュなヴォーカルがはじけるポジティヴ・ガール・ポップ・チューン。
英米のノンフィクション作品から、読みやすく、叙情豊かに綴られた、内容の深い英文を集めました。こころの琴線に触れる名文を音読することによって、英語力が飛躍的に向上するのを実感してください。
「息子に教えておきたいこと、伝えたいことがある…」成功した実業家である父親の真情から、自分と同じ道を志そうとする息子にあてて書かれた30通の手紙は、ビジネスの世界で働くための心がまえやアドバイスのみならず、進路や教育、友人関係など、人生で遭遇するさまざまな局面への知恵と示唆にあふれている。若い人だけでなく、すべての人の座右の書。