豊かな社会になった。しかし、豊かになったのは「物」であって、「心」は物ほど豊かになったとはいえない。現実は、豊かな社会、貧しい心なのである。人情地に落ちた感のあるとき、友情とはどうかと考え、懸賞論文のテーマを「私の受けた友情」とした。
教護院から1年半ぶりに一人の男子生徒が学校に戻ってきた。入ったクラスは3年8組。クラスには不安と期待が入りまじる。彼の学校復帰には条件がついていた。「3ケ月間、何も問題を起こさなかったら正式の復帰を認めるー」学校はいい、教護院へ逆戻りなんてコリゴリだー。彼は、全開でがんばる。が、だんだん息切れ。クラスの仲間がハラハラするうちに、行動は急転する…。中学生向き。
経済英語特有の言い回しや専門用語の解説、そして統計指標の読み方から関連知識までー最新情報を英語で読みこなすためのノウハウが満載された国際派ビジネスマン必読の書!
新しい日本の国家づくりに奔走した2人の盟友-。「情」の西郷と「知」の大久保の生涯をダイナミックに描く。
路地裏で一人ひっそり暮らすはたちの美代子は、肺炎をこじらせ院長の患者となる。周囲の人々の親切心から、閉ざれた心がようやく開かれた時、病気が再発。透きとおるような肌の美代子を前に院長の心は揺れる…。いつもながら、院長の元に集まる病気や事件は多彩だ。院長や友人らの協力やヨコヤリやらで、すったもんだしながらも「事件」は解決へとむかう。人情あふれる診療所物語。
わたし、吉沢みき、10歳、やぎ座。ふたりのあいだにひみつがあるなんて、こんなことはじめて。親友だとおもっていたのに。
あなたの英語勉強法は間違っている。わずか19の基本的な動詞や前置詞、副詞の徹底利用で英語力倍増の秘訣を説き明かす。この一冊で海外旅行も商談も不安解消。英語上達法の決定版。
日本や日本人に関する論は、伝統の継承や理想への奉献という人間的かつ歴史的な展望において語られなければならない。したがって正義や節度そして勇気といった徳が、現実政治や国際関係においてすら、打算的な戦略に劣らぬ重要な意味をもち続けるのだ。
「ベニスに死す」「愛の嵐」で知られる映画俳優ダーク・ボガードと、未知の女性との5年間の文通。大人の男女の、恋愛にも似た友情の記録。
戦後、マレーシア大使として対日補償問題などに奔走、さらに、新興国オーストラリア、東西冷戦中の西ドイツ大使として日本の地位向上につくした外交官の手記。