身近にあり温かなはずの童謡をモチーフにした新感覚ホラー。女子校の合唱部で発生する童謡になぞらえた事件を多部未華子主演で描く『表の章』と、それから5年後の廃校で起こる恐怖譚を安めぐみ主演で描く『裏の章』を同梱している。
ディスク1は“一日篇”、ディスク2は“人生篇”と、さまざまなシーンのクライマックスをクラシック(風)の音楽で思い起こそうという、チカラワザ系の企画。16頁にわたるシーン・ストーリーの主人公は女性で、その名もエミ(EMI)ちゃんだそうな。うーむ。
鹿児島市の遠泳大会に挑む子供たちを描いた映画『チェスト』のサントラ。音楽、ピアノ演奏を手がけたのは、女優としても活躍する松下奈緒。クラシック、ロック、ポップスなどの要素を自在に用いながら、ストーリーに寄り添ったサウンドを見事に表現している。
世界に誇るエンジンの誕生。
昭和六年、本郷東大正門前に開業した古書店兼出版社・文圃堂。売り場面積三坪余り、主人は二十一歳になったばかりの青年。中原中也の『山羊の歌』、最初の『宮沢賢治全集』を出版、第二次「文學界」の発行所となったが、僅か六年にして廃業。しかし、若者は昭和文学史を彩る多くの文学者達に愛された。小林秀雄、青山二郎、河上徹太郎、そして吉田健一。昭和の知的青春に揉まれ成長した、個性際立つ一出版人の貴重な証言。
69年に「雨に濡れた慕情」でデビューしてから40年。そのちあきなおみは92年に活動を停止したままだ。88?91年にテイチクで録音した曲に、ビクター音源を2曲加えて集成された80曲入りのCDボックスがこれ。DVDの「紅い花」(事実上のラスト・シングル曲)では、動き歌う、彼女の姿を見ることができる。これは病床にあった夫・郷?治を看病しながら行なわれた92年のコンサートで収録されたもの。テイチク時代の彼女は、数々のカヴァー曲を歌っているが、すべてが彼女のオリジナル曲としか思えない歌へと昇華されているのが凄い。ここには「夜霧のブルース」「夜へ急ぐ人」「霧笛」など6曲が初収録されている。独り芝居を思わせる演唱を展開し、山崎ハコを思い出させる「ねえあんた」に涙し、浅川マキと異質の「朝日楼」では凄味に慄える。歌謡曲の醍醐味を味わえる歌手だ。
好評を博した前作に続き、可能な限り“自選集”に近づけるというテーマで編まれたコンピ。一見地味に見えて、この時代の歌謡シーンに身を浸した人なら納得という、B面曲、アルバム曲などを含む選曲の中、[2]「サウスポー」が異彩を放っている。なんと、ピンク・レディー「サウスポー」の没ヴァージョンで、詞も曲もまったく別ものなのに驚き。ブックレットにはこの曲にまつわる秘話も収録。トリビュートの[5]は4、5、6、12曲目の4曲が新録音。想像どおりの仕上がりなれどユニークな「渚のシンドバッド」にニンマリ。前作以上に“アク”の強い秀作となった。
TVアニメ『イタズラなKiss』劇中で使用したSEほか、キャラクター・ソングや直樹のツンデレ・セリフ集などバラエティに富んだ内容。スタンダードなラブコメの甘酸っぱいエッセンスが凝縮されて、本編以上にドラマティックな仕上がり。琴子役・水樹奈々の楽曲も収録。
吹奏楽の新しいレパートリーをいち早く紹介してくれる大阪市音楽団。今回のオリジナル作品の数々はタイトル曲だけでなくどれもが魅力的で、演奏者も聴き手も楽しめるものばかり。アレンジものの「ティル」もまるでオリジナルみたいでわくわくさせられた。
ニキビケアクリームの広告に起用された美しいハンナ。親友のリリーが、自分のメガネスタイルがダサくてスケボー大会に出たくないと言いだした。「見かけなんか気にしないよ」と言ってリリーをはげますマイリーだが…(Part1)。学校のキャンプでいじわるなクラスメートの女の子二人組と同じグループになってしまったマイリーとリリー。がまんも限界。イヤミな二人に仕返しをするが、とんでもないハプニングが待っていた(Part2)。ほんとうに大事なものがみえてくる。はちゃめちゃに元気でちょっぴりキュンとなる、「ハンナ・モンタナ」シリーズ。
Berryz工房として初のベスト盤をリリース。もちろん「ジンギスカン」以外はすべてつんく♂作詞作曲プロデュース。アッパーからミディアム、スロー・バラードまでバランスよく選曲されている。歌詞内容を重視して選曲され、同年代のファンには胸キュンのベスト。