与謝野晶子と有島武郎の“秘めた恋”を中心に男女の愛の原点を描く大正ロマン。「華の乱」原作。
音楽家でせっせと手紙を書く人物はめったにいないが、ドビュッシーは、フランス人音楽家のなかでは例外である。その文体はおのずと輝かしい、直観的で、とかく辛辣なものであり、たくみな表現に満ちている。彼の作品は、その革新の厳正さという点で、時代をはるかに凌ぎ、他方、人間としての彼は、慣習社会の道徳的な拘束から逃れようと空しく試みるが、これらの手紙を通してそうした作品と人間の間に形成される弁証法には、ある種の悲劇的なおもむきが見え隠れしている。
往年の名曲をスーパープライスで!
『指輪物語』と『ナルニア国物語』の作者ふたりの、強く分かちがたい絆。トールキンとルイスの友情は、互いの人生と著作にどのような影響を与え合ったのか?ふたりの類似性と相違性は、互いをどう引き寄せたり反発させたりしたのか?交流を軸に、ふたりの誕生から死までを、既存の伝記や研究書をはじめ、彼ら自身と家族、友人たちの日記や書簡、エッセイ、インタビューなど膨大な資料を渉猟してたどった渾身作。