最盛期の4年を兵役で棒にふりながらも、二度の3冠王、連続打席出塁・年間出塁率・生涯出塁率1位の記録を持つ男とナイスガイたちの関係とは。世界最高峰のジャーナリスト(ピューリッツァー賞受賞)が描く傑作ヒューマン・ドキュメント。
優しさが豊かな泉のように溢れ出る。一年十二か月、それぞれの情景をテーマにした十二編の短編小説。
愛する妻に先立たれ、生きる気力を失い茫然と暮らす実三。同じように妻の死を境に自暴自棄の生活を繰り返し、転落の人生を送るのぶやん。この二人が不思議な縁でめぐり合い、お互いに欠けているものを補い合いながら、活気ある老齢期を生きている実践記録。
登校拒否のまさる君が立直ったという新聞記事をきっかけに、アフリカ・ザイールの子どもたちと4年2組の生徒たちとの交流が発展。アフリカの子どもたちとの熱烈な連帯をえがく感動の教育実践。
人生は不思議な出会い。こんな先生に会いたかった。親友の戦死を忘れず、平和を希求した残余の人生。命の尊さを教える教育実践記録は、示唆に富む。
幼なじみで今は相方、30女ふたりのあけすけ往復エッセイ。
小学校教師の早瀬優輝は、失恋続き。フラれるたびに、親友の美容師・高野雪久に神業のシャンプーで慰めてもらうのが日課だ。そんな優輝にある日、恋人候補が現れた!!教え子の父兄で翻訳家の藤森京は、理知的な美貌の大人の男。理想のタイプに口説かれて、初めは浮かれていた優輝。けれど、雪久との時間が減るにつれ、喜びより淋しさを感じてしまう。その上、京もなぜか雪久を敵対視して。
「天才てれびくんMAX」で活躍中のカリスマ小学生・橋本甜歌が初めて明かす、学校、仕事、恋愛、家族、そしてトモダチの話。今12歳のあなたの、かつて12歳だったあなたの心に響くまっすぐな言葉たち。
親友同士の博紀と稔だったが、お互いに重大な秘密を抱えていた。稔は警視庁指名手配の『怪盗六十九号』を父に持ちそっちを本業としていること。博紀の方は…、稔に恋するあまり正体不明の謎の男として彼を強姦(!)してしまったこと。ある日、稔は父親に難攻不落の警備システムを誇る美術館から、展示中の日記帳を盗んでこいといわれ、博紀に相談を持ちかけるが…。悩める青少年の性春を描いたミステリーラブ。