わたしたちがなにげなく仰ぎ見る星空に、天文学者たちは「自分の星」をもっている。ある時はそれと静かな対話を楽しみ、またある時はそれと戦う。観測の合間にかわされる会話や、天文台を訪ねる人々とのふれあいー興味深いエピソードをちりばめて、岡山天体物理観測所で副所長を勤め、星と対話を続けた著者が記す。天文台職員たちの生活をうかがい知ることができる好著。
日本の繁栄の陰には無名の日本人たちの血と汗と涙のドラマがあった。『青函トンネル』『瀬戸大橋』『黒四ダム』『三原山噴火』『東京タワー』『VHSビデオ』etc.戦後の日本の繁栄を作り上げた様々なプロジェクトのリーダーたちが語った珠玉の言葉を厳選。
1本のブナの樹と向きあった17カ月。そこで気づいたことは、シンプルだけど、とても大切なことでした。青森県八甲田に広がるブナの森の中。有名でもなく、巨木でもないごくふつうのブナの樹との交流を、情感あふれる写真と文章でつづったフォトエッセイ。
1958年「狩野川台風」-死者行方不明者1269人。1959年「伊勢湾台風」-死者行方不明者5098人。相次ぐ巨大台風の接近を未然に捕捉する唯一の方法は、「世界最大の気象レーダーを富士山頂に設置する」という途方もない計画だった。35年にわたり日本の気象観測の最前線となった富士山レーダー建設プロジェクトとは。
本書は、平成15年に発生した農作物被害について、災害種類別に被害状況を取りまとめたものである。
平成14年産主要果樹18品目の結果樹面積、収穫量及び出荷量に関する調査結果を総合的に取りまとめ、品目・品種別、全国・主産県別に収録。
本書では、気象ウォッチの手順を説明し、個別の具体例によってそれを実践する手法を示しました。個々の事例について、それぞれの気象資料の着目すべきポイントを、具体的に示しウォッチを展開させています。
本書は、国内の農業生産の現状と動向を把握することを目的として平成15年度に実施した普通作物、飼料作物及び工芸農作物の生産量に関する調査結果を主体に、その累年統計、主要関連統計表についても併せて収録したものである。平成15年は、台風及び全国的な低温及び日照不足等の影響により、農作物に甚大な被害が発生しました。とりわけ水稲は、北海道及び東北地方の太平洋側の地域を中心に6月中旬以降の低温による冷害等により平成5年以来の不作となった。このようなことから、本年は冷害下における農家の栽培管理の状況について検証・記録することとして、北海道及び東北地方について調査ほ場の栽培管理等の概要を取りまとめた結果を掲載する。
過去に行われた実技試験の問題を分析し、各分野の出題頻度に応じて問題を精選。これまで出題されたすべての分野の問題を掲載し、丁寧に理解しやすく解説。
「天」の「気」には万物創造の秘密が満ちている!?天空に、神はいるのかいないのか。それはともかく、青空、白雲、春雨、七色の虹、そよ風…「天」の「気」が、人の世を彩る。
八月、喜美津化学はかつてない渇水に見舞われ、製品が納期に間に合わないかもしれないという危機に直面していた。前原が試作していた冷却器まで持ち出し、盆休み返上で生産を試みる製造部の面々。しかし品証の弘に手伝えることはなく、自宅で通常通りの夏期休暇を取ることに。そこへ工場に詰めているはずの前原が現れ、好き放題した挙げ句、弘を手製の拘束具でベッドへ繋いで消えてしまう。驚き慌てる弘のもとへ、北海道にいるはずの両親が突如乗り込んできて…。書き下ろしは台風一過の朝、パワーアップした拘束具によって再びピンチを迎えた弘のその後。二人の関係にも展開が?「働く男」の真骨頂、好評シリーズ第三弾。
建築って、実はトリビアの宝庫だった。読んでビックリ、ヘェ〜っと納得、建築おもしろ話を大公開。東京都建築局、東急建設、東京工大講師を歴任した著者による建築マル秘読本。