富士見書房刊ファンタジア文庫で大人気の『気象精霊記』のドラマ化CD第2弾。國府田マリ子、半場友恵ら人気声優の出演により、大爆笑の渦と、ファンタジックな世界が湧き起こる。
野村邦丸をゲスト・ヴォーカルに迎えたシングル。上々颱風というと、民謡調の賑やかで元気な曲が身上という印象があるかもしれないが、「青空」はそうではなく、ミディアムのメロディアスな曲。歌詞もきれいで爽やか。これもまた、彼らの一面だ。★
ライヴ・バンドとして定評ある彼らが初めてライヴ・アルバムをリリース。三弦、笛やアコーディオンなど、個性豊かな楽器で演奏したサウンドは、独特の雰囲気を醸し出して見事だ。
メジャーから離れたことによりフットワークが軽くなり、彼ら本来の奔放さが見事に昇華された傑作「8」に続く今作は,メンバーの離脱があったものの、勢いはまったく衰えず、前作以上にのびのびした世界を展開。
まずは企画の勝利。よくも集めたりの珍曲・秘曲の数々。文明開化の時代のいかにも異国情緒たっぷりの“日本感”が大真面目で楽譜に書き連ねられている。これを日本人演奏家の感性を介して再現したところが本企画の醍醐味であり、ゆえに相当に好企画。
《音得ーOTOKU-》シリーズの洋楽編。本盤はEMIオデオンの豊富な音源から選りすぐられたタンゴ名演集。プグリエーセ楽団ほか、バンドネオンの歯切れよいスタッカートを堪能できる。
タンゴは南米ブエノスアイレスの喧噪のなかから19世紀半ばに産声を上げた。スペイン人、イタリア人、現地人、黒人奴隷の子孫たち……さまざまな混血から生まれたこの音楽にはいつも郷愁の響きが付いてまわる。十二分にその魅力に浸ることができるCDだ。
キーボードとギターがメインのシンプルなサウンドで、弾き語り感覚に近いポップ・ナンバー。神山は、起伏に富んだメロディとしみじみとしたヴォーカルで詩情あふれる世界を作り上げ、マジにした大江千里、KAN、さだまさし系といった感じ。
むちゃくちゃポップな声質! ジャケットにはゴツそうな男が描かれているけど、その印象と180度逆のハイ・トーンでポップな声が飛び出して驚く。このファースト・ミニ・アルバムは、ポップスのいいところだけを抽出した感じ。ネオ槇原敬之という感じがする。
深夜の某TV番組では、“今、女たちの歌がエロい!!”みたいなトホホな紹介をされていたハイポジですが、問題の(12)は非常にピュアで素直な性愛の歌なので、誤解なきよう。そして、健気な失恋ソング、(13)が激しく胸を打つ。“女の子”のカタマリのような音楽。
中国の人気女優、陳好(チェン・ハオ)の歌手デビュー作。さすがは女優さん、声がイイだけでなく、表現力も豊か。節回しなど、歌の端々から滲み出てくるような情感表現はハンパじゃなく説得力がある。ちょっとした息遣いなどにも存在感が感じ取れる。