本書のテーマは「漫画の1コマから、科学的に何が読み取れるか?」である。さり気なく描かれた漫画の世界は、予想を大きく超えて雄大であった。慣れ親しんだ漫画の登場人物たちは、まことに偉大な人々であった。
戦後未曾有の軍事危機に直面する日本国民に向けた、前航空幕僚長による警世の書!人間、田母神俊雄のライフストーリーから、更迭問題をめぐる衝撃の真相、自衛隊流のリーダー学まで赤裸々に綴った渾身のノンフィクション。
私たちの身のまわりの現象はすべて流体力学だ、といっても過言ではありません。なま玉子の中から、野球の変化球、乗りものの速さ、雲の動き、雨粒の波紋、海流などなど…。先駆者によって、流体の運動方程式がほぼ確立され、「後は解くだけ」といわれながら、この運動方程式がなかなか解けず、流体のふるまいは知れば知るほど複雑でおもしろいのです。本書ではさまざまな現象をとり上げて流れの“からくり”を少しずつ解き明かします。身近な例で、流体力学の基本的考え方や解析手法がわかる一冊です。
新たな水災害の構造に目を向け、河川と治水の諸課題を整理し、広範な問題を社会に提起する。
熊楠が必死に守った伝説の島から、森の原形、先人の知恵が見えてくる。熊楠が最後に残した原始の森「神島」。その後の厳重な保護にもかかわらず、わずか半世紀で大きく変貌した謎に迫る。
日本の森林は荒廃の一途を辿っている。原因は、森林の「保続原則」を軽視し、収益性、経済性を追い求めた林野庁の行政にある。そして、それに歯止めをかけられなかった林学研究者にもまた、責任がある。森林は、治水面、利水面で“緑のダム”として、我々に不可欠なものである。このまま森林の荒廃を放置すれば、数十年後には、取り返しのつかない事態になるだろう。森林の公益的機能を再認識し、森林を保続するため、今こそ、ヒトとカネを注ぎ込まねばならない。
本書では、「石油」と「火力発電」の現状を調べ、エネルギー需要への対策として、「太陽エネルギー」「原子力発電」の現状を検討する。
電気のいらない照明?臓器移植はできる?東京←→大阪を1時間で?人工冬眠で不老長寿?機械が経営する時代?台風・地震の制御は?電話はポケットに入る?半世紀前の21世紀未来予測は実現しているのかー
日本の家計消費は、落ち込んでいない。これまでの固定観念を捨て、激変する消費動向に対応せよ。ロードサイドからレールサイドへの大転換。