ミッドウェイ海戦で大惨敗を喫した日本海軍は連合艦隊の再編成を余儀なくされる。その際、角田角治中将の肝煎りで、小型新造空母「天龍」を基幹とした第四二独立航空艦隊が設立された。天龍に搭載されるのは零戦五二型をはじめ「天山」「彗星」など最新鋭の航空機だが、搭乗員は皆一度“戦死”した通称“屍”パイロット達だった。各地の戦場で急先鋒役として突撃することが使命の彼らは、まずソロモン諸島東方沖で米空母「サラトガ」と激突する。
本書は、天気の判断に役だつ知識を、基礎から応用へと、読みやすく、わかりやすく解説したものである。第1部では、天気を理解するうえで、どうしても必要な天気の要素の性質について、観測を含めて、第2部では、天気を構成する前線や低気圧など、いろいろな現象の発生のしくみ、構造、天気との関係について解説している。第3部では、天気図の入手のしかたと見かたを解説し、気象庁から発表される予報や警報のあらましについて述べた。
日本人は、衆知を集め、個人の力を“チームワーク”という形で開花させてきた。戦後のエポックメイキングなプロジェクトの成功の陰には、「無名の日本人」を主人公とする「組織と群像」の知られざるドラマがあった。熱い情熱を抱き、使命感に燃え、プロの矜持を胸に、人々はどのように、直面する障害を乗り越え、マニュアルのない状況を切り拓いていったのか。あらゆるプロジェクトを成功に導くカギが、ここにある。テレビ番組『プロジェクトX挑戦者たち』第1〜6回放送分を収載。
昭和十八年五月、ソロモン諸島で戦死した山本五十六連合艦隊司令長官の遺志を継ぎ、アリューシャン列島経由でのアメリカ本土攻撃作戦が開始された。「大和」「武蔵」両二大戦艦による艦砲撃でアダック島を占領した日本軍は、さらにダッチハーバーへ向け出撃する。対するアメリカ軍は、すでに零戦の弱点を研究しつくしており、万全の対策を立てたうえで、応急処置をすませた空母「エンタープライズ」、新造空母「エセックス」を北太平洋へ出撃させた。さらに新型爆撃機B-29試作機を急きょ投入、日本軍を迎えうつ。
すべての疑問がようやく解けた年金の本の決定版!世紀末の大改定を詳細に解説し、21世紀の年金制度を具体的に報告する。厚生年金や共済年金から企業年金や個人年金まで。
水も肥料もいらない!安全で栄養価の高い野菜や果物を育てる-有機農法を超える永田式スパルタ農法のすべて。
海軍では、零戦に代わる新たな艦上戦闘機「疾風」が完成、第四二独立機動部隊に搭載されることになり、ミッドウェイへの出撃命令が下る。膠着状態が続くダッチハーバー攻防戦から、敵の兵力を削ぐための陽動作戦である。だが、すでに難攻不落の要塞と化したミッドウェイを撃破するのは、小型空母一隻の航空兵力ではほとんど不可能。そこで角田中将がたてた驚くべき奇策とは!?一方、満州でのソ連軍の執拗な挑発行為に陸軍が浮き足立ち、ダッチハーバー攻略作戦からの撤退を海軍に要求するに至った。
二〇〇〇年四月、ハッブル宇宙望遠鏡は10歳の誕生日を迎えた。この10年間に観測は二七万回を超え、多くのダイナミックな天体像を私たちに届けてくれた。前回刊行から三年半、ハッブル・ヘリテッジ(文化遺産)という新シリーズも含め、パワーアップしたハッブルが撮った新しく美しい画像約一〇〇点を掲載し、解説する第二弾。
野村証券をはじめとする証券スキャンダル、イトマンの不正融資事件、高橋治則被告の二信組事件、総会屋への利益供与事件、続く山一証券、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行などの金融破綻の波は、総決算のようにバブルの真の演出者、巨大銀行の隠された実像を見せる。転換期を迎えた今、金融行政は護送船団方式と決別し、破綻を免れた銀行は公的資金によって再生への航路を漕ぎ出している。だが、はたして過去の呪縛は解き放たれたといえるのか。事件の当事者に取材し、新たな証言にもとづいて闇社会や政治家の暗躍を明らかにするドキュメント。
本書は、初期の天文学者から始まって、気象学が3000年以上のあいだにどのような進歩を遂げてきたのかを探っています。「雨乞いの踊り」や気象観測気球から、トルネード追跡飛行機や大気圏外の気象衛星まで、色鮮やかではっと息を飲むような写真が、さまざまなすさまじい自然現象に対する深い興味をかき立ててくれます。
雲一つない空なのに何故かここだけが/生ぬるい。台風の目のような場所で作者は、現代の家族の抱え込む微妙なズレを感じている。その眼は、また身近にそっと置かれたものを通して、壊れやすく、傷つきやすいものたちへ注がれていて、いずれくるだろう新世紀の嵐の予兆を黙示している。
“こんなはずじゃなかった!”ではすまされない。大切なマイホームが危ない!知ってて知らぬふりをする専門家と、法律までもが業者優先だ。今こそ建築Gメンが我々を救う。正義の味方の登場で、住まいの革命が始まる。
ひとりの給与生活者が、カイシャ生活の最後の2年をどのように生き、考えたか!その心の綾をドキュメント風に綴った連作エッセイ。
電力会社の配電線を停電させる波及事故は、付近一帯の住宅や商店、事務所ビルなどに多大の迷惑をかけ、社会的に大きな影響を与えます。本書は、高圧受電設備のしくみをはじめとして、万一、波及事故になったときの監督官庁への電気事故速報および電気事故詳報の書き方、電子申請による方法などを収録してあります。また、事故の発生から復旧までをドキュメンタリー風に2例紹介するとともに、実際に起こった代表的な配電線波及事故の事例を30例収録し、事故発生前の状況、事故発生の状況、復旧の状況、事故再発防止対策などについて写真や図を多用し、克明に解説してあります。
新聞の天気欄やインターネットを使って、台風の追跡の仕方を紹介。台風やたつまきのメカニズム、予報の最新システムもくわしく解説。
人類は未曾有のエネルギー危機にどう立ち向かうのか?それに対する明確な答えは未だ確立されていません。この危機によって、今後われわれが生きていかなければならない社会は困難を極めると予想されます。著者は、そのような困難をのりきる術をユニークな発想で提案しています。また、究極の水素利用社会の可能性をわかりやすく解説しているので、差し迫るエネルギー危機の本質をこの本によって簡単に理解することができます。