バッキング・コーラスや曲提供で活動していたシンガー・ソングライターのデビュー盤。全曲自作、アレンジも自分で手がけたサウンドは、生ピアノとストリングスを中心にした透明感溢れるもの。タイトル通り、一貫した“自分好み”の色彩感が心地よい。
伍芳(ウーファン)は上海生まれの中国人。美人。ここでは音域/音量などを改良した、21弦の中国古箏を弾いている。古曲から現代の曲までを取り上げている。ともかく日本の琴(箏)とは奏法などがだいぶ違って、華やかでダイナミックな響きがおもしろい。
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
これまで三度の来日経験(うち一度は藤沢嵐子の伴奏のため)があるベテラン楽団指揮者&バンドネオン奏者の新作。決してこれ見よがしではないものの、成熟した技の冴えにホレボレ。アルベルト・ビアンコ、サンドラ・ルナの男女両歌手も素晴らしい。
効果音や効果音楽などのカタログが充実しているキングレコードから、ホームページで使用されるフラッシュの音源を中心に構成された音ネタCDシリーズ。ワイプやループなど使用頻度の高いものを収録。
あがた森魚監督作品『港のロキシー』のサントラ。あがた御大以下、曽我部恵一、ラブライフ、ハイポジなど多彩な面子が参加。それぞれに芸風は違うが、共通して湿り気のある妙な懐かしさを感じさせるのがミソ。映画もきっとそんな感じなのでしょう。
アコースティックな質感を大切にした、叙情と旅情でいっぱいのフォーキー・ブルース。福山雅治似の歌声で歌われる歌詞には押し付けがましさがなく、さりげなく示唆に富んだメッセージをそっと耳へと運んでくれる。ときに爽やか、ときにほんわか、そして終始ピースフルな好盤。