本書は、ストーカーという、ときには犯罪者となるトラブルメーカーとその被害者について、著者なりの経験と調査を基にしてまとめたものである。
どこの学校にもいるセクシュアルマイノリティの子どもたち。当事者の視点から「人権と共生の教育」に新たな一歩を刻む。
ギリシア古典の権威が、法律から落書までを徹底的に調べ上げ、古代ギリシアの同性愛の謎にせまる。同性愛と異性愛はどのように共存していたのか。道徳の問題、美的感覚の問題、そして同性愛の作法まで克明に描きだす。
愛国心、家族、人生、仕事…「価値観」という指標に立てば日本人は世界で何位にあり、それは何を意味するか。異色の日本人論。各国横断の共通調査を爼上にのせ、その結果をランキング表形式で紹介しながら、日本人の見方や考え方の独自性について分析する。
同性愛と家族とが交差したとき、そこに何が浮上するのか。スティグマを押された人を前にして、私たちは何ができるのか。親にカムアウトする子ども、子どもからのカミングアウトを「カムアウト」する親ー「カムアウトする親子」の語りから、同性愛と家族をめぐる問題経験を掘り起こし、日本社会を問い直す。
男でもなく、女でもない、人の性は身体のどこで、どのように、生成されるのか!?生物学者が案内する新たな性の編成へ。
「同性愛」という概念の誕生ー近代以降、同性愛は文学の中でどのように表現されてきたのだろうか?BL、百合という文脈で語られると共に、一方でLGBTQを考えるための文学としても着目されている同性愛文学。明治から平成までの文学史の一側面に光を当てた一冊。
父系でのみ受け継がれるY染色体遺伝子の生存戦略が、世界の歴史を動かしてきた。二つの性の誕生、進化における性の役割、男性間あるいは男女間の遺伝子存続を懸けた戦い…。地球生命の進化史を再検証することで、人類の戦争や暴力の背景にある「アダムの呪い」が次第に浮かびあがる。そして、その果てには「男性のいない世界」が待ち受けるという、衝撃の未来予測まで語る!
差別や偏見の目で見られがちな現象が、動物行動学のアプローチでウソをつくことも、ごまかすこともなく説明できる!
リスクをおかさない、詳細も全体も見渡すことができる、複雑な仕事の処理能力。時代を動かす天才の法則。
女はなぜ背の高い男に弱く、男はなぜ子供っぽい女に弱いのか…。大胆な仮説で男女の謎に迫る真面目で楽しい読み物。
薬指の長い男は才能とお金に恵まれている!世界中で薬指の長さの研究が大流行!数学的才能、起業家精神、運動能力、音楽的才能がわかる!
日常的に遍在した男色行為から自立した同性愛文化の誕生へ。世界に破滅をもたらす呪わしい悪業として恐れられながらも、家父長制的な〈家〉や学校、寮、劇場や男娼宿等で温存された同性愛が、17世紀後半にむかえた変貌とは?
本書は、20世紀末に一人の精神科医が何を考え、発言したかの克明な記録である。また、若くして精神医学の辺縁の学問とされている犯罪精神医学を志し、一時期ほとんど学問・研究への希望を失いかけながらも、40代半ばにして再び学究生活に回帰し、精神医学と犯罪学の発展のために力を尽くしたいと思うようになった半生の記録でもある。
千住明が88〜97年に作曲したTVドラマや『わが心の銀河鉄道〜宮沢賢治物語』をはじめとする映画などの音楽を集めた作品集(抜粋である)。初CD化作品が10曲も収録され、千住作品を一気に聴くとそのサウンド、メロディに彼の色がすでに明解に出ている。