作曲、編曲、そしてピアノ、どれをとっても羽田健太郎の音楽職人としての腕の冴えを感じる。さりげなく、それでいて心にジンワリとしみ込んでくるというのは、音楽そのものに実はものすごいパワーを秘めているからだろう。1人静かに聴きたいアルバム。
2001年の『娯楽の殿堂』に続くセカンド・アルバム。三人組のヒップホップ・チームなのであるが、ファンク色、とりわけP-ファンクの匂いが強い。ユニット名からしてファンカデリックのパロディだし。大真面目にバカバカしいことをやってるところが潔し。
3ピース・バンドとして爆走してきた3B LAB.☆だが、このサード・アルバムでは、キーボード・サウンドを導入。それによって、彼らのポップさが際立った。初回限定盤はCDエクストラ仕様で、シングル曲(9)のビデオ・クリップが収録されている。
新曲を3曲、アルバム未収録曲を4曲、代表曲の「初恋」「同窓會」のアルバム・ヴァージョンを収めて制作されたベスト盤。先日夭折した村下考蔵。制作担当者のコメントや丁寧に作られた歌詞カードを含め、彼と彼の作品がいかに愛されていたかをしみじみ分かる。