ある夜、女性ばかり20人の同窓会が開かれた。女子美術大学を、約20年前に卒業した人々である。彼女たちはそれぞれ個性的な道を歩んでいた。デザイナーとして、画家として、主婦として。結婚、離婚、そして日々の暮らしと、道は決して平坦ではなかったが。一人ひとりの20年にわたる生活と思いの軌跡をたんねんにたどり、女たちの存在のたしかさと美しさを描き出した、ひとつの「現代女性史」。
操体法で知られる著者の半世紀にわたる、論文随想のすべてを、1冊に収めた全文集。生体の基礎構造に働く運動系のメカニズムと生活の自然法則との相関を追求して健康と疾病の根源に迫る思索と体験のあとを体系的に収録。
志を尚くし、「雄大剛健」に生きた二高人が、創立100周年を記念して、21世紀を担うわが同胞に贈る珠玉のエッセイ集。
既に家庭をもった長女ユキ(由希)、数学の道を進むミト(美都)、医者の卵のチカ(千夏)、パリに留学中の末娘ミキ(美樹)。大きく成長した娘を生徒に見立て、平和論から日本人論、結婚や健康のことなどさまざまな角度から真実を見つめ、共に考える。ロングセラー“娘の学校”の姉妹編ともいうべき、若者たちに贈る愛のメッセージ。
私は鈴木芳子。家とトンネルで繋がった、ある精神病院の仲間ーシャーロック・ホームズやダルタニアンたちと探偵業を営んでいる。ある日、日本女性が突然外国人名を名乗り出すという不思議な事件が起きた。ホームズ氏はそれら五人の名前が、百年前にロンドンで切り裂きジャックに殺された女性と一致するというー。「華麗なる探偵たち」でおなじみの第九号棟の仲間たちがまたまた活躍するユーモア・ミステリー。
年々、アメリカ人と話をする機会が増えてきました。東京はもちろん地方の都市でも外人を見かけることが多くなりました。逆に、私たち日本人が、アメリカを訪問する機会もふえてきています。ビジネスで会社を訪問したり、また家庭を訪れることもあります。そんなときの上手なコミュニケーションのとり方と自己紹介のやり方のポイントについて、くわしくわかりやすく解説しました。
先端技術では世界のトップにある「ハイテク国家」日本。その技術を支える人脈を浮き彫りにする。民間企業233社の研究・開発機関も紹介。
転職は“第二の人生”のスタート。昭和ヒトケタ生まれの著者が“思秋期”を迎える後輩企業戦士たちに贈る書簡エッセイ。
東京近郊の高校を卒業した男たちの数奇な人生。周辺住民に追い立てられるメッキ業者、サラ金に迫われて非道な取立人に変身した男、怪しげな技でくいつなぐ大道芸人、強運に妻に救われる元博奕打ち等、中年男たちの、怨念、反骨、乱暴な友情、切ない恋愛を、辛辣にユーモラスに描く、新風都会派傑作短編集。
本書は脳の構造や機能を解説することを目的としていない。脳科学の流れを歴史的に述べながら、心に関する著者の新しいパラダイムを説明するのが目的である。著者は、人の心は脳内のいろいろな神経ペプチドやホルモンによって動かされていると主張する。本書は、現代の主流である脳の電気的パラダイムに対する一つの挑戦状なのである。
“声をきけば少年の頃がよみがける”人生の秋を鮮やかに彩る珠玉のエッセイ。
本当に知りたかったノウハウとコツを網羅。同窓会運営のAtoZは、この一冊ですべてOK。
この本には1分から、長くても3分程度でスッキリまとめるスピーチを集めました。冠婚葬祭から会社の行事、季節の行事まで、状況別、立場別に掲載しました。
戦後50年、女性をとりまく状況はどのように変化したのか。時代の最前線を走るように期待されたお茶の水女子大卒業生の個人史に重ねて、「女の時代」の内実を問うドキュメント。
あたし、工藤由香、高3の受験生。ある日の放課後、またまた事件が持ちこまれて、探偵ごっこをする羽目になっちゃった。それは、大学時代の同窓会に出かけたまま、行方不明になってしまったお母さんを捜しだしてほしいという依頼。やがて、そのお母さんは、とある大きなお屋敷の一室で見つかったのだけど。彼女は、なんと、睡眠薬を飲んで意識不明。しかも、隣には男の人の死体が転がっていたの。