私はその場限りの「嘘」をつく、その嘘は時に人を和ませ、とんでもない波及効果ももたらす。このすべて、私はことさらではないが計算している。「嘘」の通じないのが、家庭であろう。通じないから「家庭」といってもいい。私は、七転八倒して、家庭を維持しつづけ、兄は「嘘」がばれたとたん、「家庭」を放棄し、あらたなるそれを築く。双子の兄と弟、兄は私の醜さを映す影。自らの生きざまを激しく抉る野坂文学。
友部正人詩集1976年〜1980年。
一万二千余の名前は、現在実際に人びとが名乗っているもの、文学作品・映像作品の登場人物名、筆名、芸名などから、一般に好まれている名前、長く好まれてきている名前、独創的で個性的な名前を選んだものです。
花の名がかもしだすヨーロッパ文化の香り。5月1日はフランスでスズラン祭りの日。スズランがmuguetと呼ばれるのは花にナツメグ(muscade)の香りがあるから…。
奇妙でせつなく、不思議にこわい6つの物語。新しい時代の傍観者・伊井直行、初の短編集。
かしこく、明るく、優しく、健康に…という願いを込め、わが子にぴったりの名前が選択できる。
死んでしまった老人の依頼でポルトガルまで人探しに出かけたり、ヤクザの勢力争いに巻き込まれたり、おれの仕事は幅が広い。“ありふれた愛に関する調査”のほうに、孤独な探偵の命をおびやかす危険が待っていることが多いのは、なぜだろう。硬質の文体に、あふれる日本的心情を包んで胸に迫る第一作品集。
ひょっとすると、あなたは自分の名前にいじめられているとしたら?目の前にある幸せを確実に手に入れたい女性へ贈る「名前学」のすべて。
猫を心から愛し、猫とのふれあいの中で人生を鋭くみつめた阿部昭。その透徹した観察眼と洞察力による、猫に関わる文章を収集した白眉のアンソロジー。
本書は、愛児のために、すばらしい名前をプレゼントするためのハウツーが、ひじょうにわかりやすく説かれています。愛する我が子が、幸福な人生をおくれるように、最良の名前を、ママやパパのために、厳選してあります。巻末には新人名漢字も付記。
本書は、姓名判断の中でも最もポピュラーに行われている字画の判断に従い、日本で多い名字別に、よい字画の名の実例を選びました。今回、最近人気の集中している名を重点的にふやし、最新の傾向に沿った上でなおいっそう読者の皆さまに役立てていただけるよう、改訂版の出版への運びとなりました。
人間に、動植物、昆虫に、山、川、海にと地球上ありとあらゆる事物に命名された「名前」の話が興趣深い。森羅万象の名称由来を大探訪。
よい名前の判断基準として6項目をあげ、それらの項目に合致した名前の実例を集めて編集。心よいひびきがあることも名前には大切な要素、漢字の意味や語調、イメージとも合った実例も列挙。名前の実例を画数からも音訓からも、自由に引きやすく編集。
運命の赤い糸の秘密は名前にあった!?女性月刊誌『MiL』でおなじみの姓名学の大家・中山雲水が的中させる、あなたの恋愛運、結婚運、そしてSEXの相性。
ふつう図鑑には、昆虫の形態の特徴がこまごまとのべられていますが、この本では、ほとんどそれをやめてしまいました。“調べる”ための図鑑ではなく、“読んで楽しむ”図鑑にしたいと思ったからです。この図鑑の構成は、原則として、見開き2ページで1種の昆虫をとりあげ、右ページに大きく昆虫の写真を掲げ、左ページでその解説をしてあります。