1992年2月の朝。ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジの学寮付き保健師イモージェン・クワイのもとに、学寮長が駆け込んできた。おかしな規約で知られる“ウィンダム図書館”で、テーブルの角に頭をぶつけた学生の死体が発見されたのだ…。巨匠セイヤーズのピーター・ウィムジイ卿シリーズを書き継ぐことを託された実力派作家による、英国ミステリの逸品!
ライブラリアン31人にインタビューをした雑誌「ライブラリー・リソース・ガイド」の人気連載と書き下ろしのエッセーをまとめ、ライブラリアンがもつ情報や知識への考え方、彼/彼女たちの生き生きとした表情、未来の図書館への思いを描き出す。
希少で官能的なスパイス。独特の甘い芳香で、いまも昔も世界中の人々の心をとらえて離さないバニラ。古代メソアメリカで栽培が始まり、香料としてはもちろん媚薬としても使われてきた。バニラの植物学的特徴や、秘められた数々の物語に迫る。レシピ付。
ここには地下図書館がない!どうしたらいいの!?ママを追う船旅で事件発生!自信をなくしていたタリーだけど…。知恵と勇気で未来へむかえ!シリーズ最終巻。
横浜の山手図書館でのアルバイトが決まった本好きの大学生・藤本読也。司書の仕事をするものと思っていたところ、図書の修復を手がける離れー修復棟へ行くよういきなり命じられた。そこでは書籍修復師の波々壁が管理主任を務めており、読也は助手として彼の手伝いをすることになる。波々壁は図書の修復に携わる一方、「物語に囚われている人間を救い出す」仕事をしているといい…。
凛として美しい女性たち「愛」と「平和」のために戦う男たち。詩情に彩られた、劇的な古語り。
大隅隼人とは何だろう?志布志湾岸の古墳群、国分平野の古戦場ーこの現代社会で生きる著者がリアルな経験知によって、いま新しく「実存する大隅隼人」を呼び起こした。