新石器時代を起源とし、世界中で今も愛されているヨーグルト。その種類や健康効果、宗教との関係、世界のヨーグルトの多様性、腸内細菌叢や脳腸相関の最新の知見など、ヨーグルトの歴史と未来を多角的に紹介する。レシピ付。
ばあばはころごろ、げんぎがない。ケーキもやかないし、おへやもほこりだらけ。そして、わらわなくなった。「じんせいからよろこびがきえちゃったみたい」ってママがいう。「よろこびって?」「ひとのこころをしあわせにして、めをかがやかせるものよ」ばあばはワァーイ!ってしたいんだ。わたしがばあばに「ワァーイ!」をとどけてあげる!おばあちゃんと孫娘のあたたかな物語が、わたしたちに「よろこび」の意味をやさしく教えてくれます。
ポー、ワイルド、カフカ、フロベール、ダンテ、スピノザ、ルゴーネス、幻想文学、推理小説…偏愛のやまない作家と作品をめぐり、20世紀文学を代表する巨匠が縦横自在に語った深遠で博大な118の対話。多彩なテーマは日本、仏教、映画や、キリスト、仏陀、母、友情までにおよぶ。世界各国で出版されている名著の完訳版、本邦初訳。
寺社仏閣や庭園のイメージがある京都は、実は近現代建築の宝庫。日本の主要都市では珍しく空襲の大きな被害を受けておらず、明治以降の建築の流れがたどれる貴重な場所である。辰野金吾、伊東忠太、前川國男、村野藤吾、安藤忠雄、原広司など各時代トップクラスの建築家の作品が鑑賞できる贅沢な街なのだ。日本の近現代建築史を概観しながら、京都の新たな魅力を再発見。京都を代表する13の建築に焦点を当て、その見どころ、建築家のエピソードをひもとく。
フランダースの野にヒナゲシの花がゆれる、何列も何列もならぶ十字架の間に…のどかなベルギーのフランダースの野では、かつてはげしい戦争がありました。今や不発弾や、兵士たちの持ち物がたくさん見つかるといいます。そのヒナゲシ野原の近くに住むマルテンスの一家には、大切な宝物がありました。それは、一枚の紙に書かれた詩の習作。フランダースでの戦いをうたい、戦後、世界じゅうで読まれるようになった詩です。一家にまつわる思い出をたどりながら、戦争と人びとのかかわりをえがく奇跡のような物語。巻末では、なぜ、ヒナゲシの花が、戦没者追悼の役割をになうようになったかが語られています。
高校生になれない!?進学の条件は、大学図書館でのボランティア!?活版印刷・手製本・世界三大美書。夏ードタバタ奮闘した双子姉弟の、青春小説。
これからの図書館をどうやって運営すればいいのかー新しい図書館サービスの提言、学校図書館に求められる機能、図書館関連メーカーの考えなどを第一線の関係者が縦横に語る。図書館と利用者の未来を明るくする発言集。
愛され、恐れられ、摩訶不思議な植物の物語。痛い棘と美しい花、恐ろしい形と極上の甘み…複雑で不思議なサボテンは、大昔から人間を魅了してきた。その生態、食材としての価値、栽培法、コレクター達の秘話ほか、サボテンと人間の歴史を多面的に描く。カラー図版約120点。
でんせつの「まっくろ岩」をたんけんしたいと、ないしょでママのふねにのりこんだエリン。ふねにふりおとされ、うみにおちてしまいます。うみからそっとすくいあげ、たすけてくれたのは、なんとおそろしいかいぶつだときいていた「まっくろ岩」でした。「まっくろ岩」のしょうたいとは?!信じるもののために立ち上がる勇気、そして自然とのやさしい関係。イギリスで大注目の若手作家が描く現代のおとぎ話です。
大学生の高木裕一は司書の紺野美月に惹かれて、図書館でアルバイトを始めた。そして、眼鏡の似合う年上美女への想いを募らせていく。その一方、裕一は図書館で働く美熟女や利用者の人妻から誘惑される機会に恵まれ、館内で淫らな行為に耽る。めくるめく日々をおくる裕一だったが、本命の美月はなかなか振り向いてくれず…!?日常的な施設・図書館で繰り広げられる非日常的な行為!性春エロスの快作。