10月号の特集は、「本の魅力大解剖」。
このほか、「地球が沸騰!? 暑すぎる夏」「インドの人口、世界一に」といったニュースも解説します。
スペシャルインタビューには、映画「禁じられた遊び」で主演を務めた重岡大毅さんが登場!
親子で楽しく読めて、中学受験・高校入試の勉強にも役立つニュース月刊誌「ジュニアエラ」。学びと楽しみが詰まった一冊です。
【特集】「本の魅力大解剖」
紙の「本」が誕生してからおよそ2千年といわれています。今はゲームやSNS、動画などさまざまな娯楽がありますが、「本」は太古の昔から歴史や知識の伝承、また人々の娯楽などとして読み継がれてきました。この特集では「本をめぐる4つの旅」をテーマに、「本の歴史をたどる」「1冊の本ができるまで」「私を変えた本との出会い」「図書館に行こう!」と、本の魅力をたっぷりと掘り下げます。「AI」「環境」「戦争」「宇宙」など、ニュースで話題のテーマを知るのにオススメの本も紹介しています。
【ニュースが知りたい】
●地球が沸騰!? 暑すぎる夏
暑い日が続いた今年の夏。猛暑は日本だけではありませんでした。7、8月の世界の平均気温は観測史上最も高くなり、国連事務総長は「地球沸騰の時代が来た」と述べました。なぜ地球はここまで暑くなっているのでしょうか。「偏西風」や「地球温暖化」のキーワードとともに、朝日新聞記者が詳しく解説します。
●TPPにイギリスが正式加盟
7月16日にニュージーランドで開催されたTPP(環太平洋経済連携協定)閣僚級会合で、イギリスの加盟が正式に承認されました。なぜ大西洋の国であるイギリスが加盟したのか。また、加盟国中、日本に次いでGDPの大きいイギリスの参加によってどのような影響があるのか。ジャーナリストの一色清さんが解説します。
●インドの人口世界一に
日本との関係も深いインドが、「世界一の人口大国」になりました。国連が発表した推計によると、4月末にインドの人口は約14億2577万人になり、これまで最多だった中国を抜いたといいます。あらためてインドがどのような国なのかを解説するともに、なぜこんなに人口が増えたのか、人口が増えることによる課題や世界の中で期待されていることなどについて、現地で取材する朝日新聞の記者が読み解きます。
●外国人観光客が戻ってきた
およそ3年あまり続いたコロナ禍がほぼ収まり、一時は激減していた観光客が戻りつつあります。今年1〜6月に日本を訪れたインバウンド(訪日外国人観光客)は1071万人と、コロナ禍前の2019年の同時期と比べても、3分の2ほどに回復しています。その一方で「オーバーツーリズム」といわれる観光地への悪影響も再燃してきました。城西国際大学観光学部の佐滝剛弘教授が解説します。
●世界のSDGs達成度ランキング、日本は21位に後退
国連と連携する研究組織が毎年発表している、SDGs(持続可能な開発目標)の達成度のランキングで、日本は前年の19位から21位に後退しました。2017年の11位が過去最高で、以降は徐々にランクを下げています。17分野の目標のうち、日本が最低評価となったのはどの項目か。また、調査結果から見える世界の問題点は何か、朝日新聞編集委員が解説します。
【スペシャルインタビュー】
重岡大毅さん
9月8日公開の映画「禁じられた遊び」でホラー映画に初挑戦した、ジャニーズWESTの重岡大毅さんが登場。子どものときの怖い体験や、ホラー映画の楽しみ方を聞きました!
読者のお悩みにもアドバイスしてくれています。
【連載】
「放課後はまかせて!」HiHi Jets高橋優斗くん
読者から寄せられた質問に答えるHiHi Jetsの連載、今号は高橋優斗くんが登場します。「卒業旅行を計画中」という18歳に、旅行では「メンバー間のバランスが大事」と言う優斗くんがおすすめする場所とは?
【歴史人物SNS】春日局(斎藤福)
もしも歴史人物がSNSを使っていたら…をマンガで紹介する歴史人物SNS。今号は、江戸幕府三代将軍・家光の乳母として知られる春日局(かすがのつぼね)。本名を「斎藤福」といい、のちに「大奥」の制度を整えたことでも有名です。春日局の父は、本能寺の変で織田信長を滅ぼした明智光秀の重臣・斎藤利三。徳川家から見れば重罪人の娘がなぜ、次期将軍の乳母になったのか?家光が3代将軍になるのに春日局が果たした役割とは?その生涯をたどります。
【そのほかにも、盛りだくさん!】
●一色清の「一色即発」 国立科学博物館がクラファン
●フンダラ姫のNewsなひとこと
●「クイズ王」に挑戦‼ QuizKnock クイズで1000本ノック
●マンガ コリゴリ博士の暴投ステーション
●はばたけ!スーパー・キッズ スポーツ鬼ごっこ ふじみ野ラビリティ
●AI時代のハローワーク 未来のお仕事案内 動物言語学者
●夕日新聞 日本全国B級ニュース
●子ども地球ナビ セネガルの女の子
●のぞき見探偵が行く! 冷凍食品工場
●サイエンス・ジュニアエラ 体長1mmの線虫は静電気の力で昆虫に飛び乗る!
●読者のページ ジュニステ
2コマまんがdeあ・そ・ぼ/川柳教室/こなやみ相談室
●旬のたべものレストラン カボチャ
●ニュースのニューシ問題 2022年を基準にした周年問題
●ジュニアエラ検定
●連載・クイズ全員ウソつき
●コリゴリ博士と読む8月のニュース
●パックンのすぐに使えるオモシロ英語
シャッター商店街のとなりに建築保存活用の多様な試みがある。
インターネット時代への挑戦、「電子図書館」はかく生まれた。国立国会図書館の源流から現在までをたどる!書誌情報のデータベース化から資料デジタル化、電子情報の収集・保存へ、変化とともに歩んできた著者が描き出す過去そして現在。
漢字の組み合わせで語彙力アップ!初級から中上級レベルの漢字(計200字)を使った生活の日本語(約1,900語)を学習しよう。「車に乗る=乗車」(動作とその対象)、「勝ちと負け=勝負」(反対の意味)のように漢字の組み合わせ方を考えることで、漢字力も語彙力も同時に身につく。
図書館が扱う情報資源にはどのような種類があり、図書館はどのような方針のもとで自館に仕入れる資料を選別しているのか。そして、図書館員は選書のための書籍や著者の情報をどのように収集しているのか。公立図書館を中心に、現場への取材に基づいた具体的な事例紹介と豊富な図版・資料から解説する。
焚書とともに幕が開けたナチスの時代。そのイメージとは裏腹に、図書館はドイツ全土で盛んに設立され、新しい「教養」が掲げられていった。当時の人々は、何を読んだのか/読めたのか。ヴァイマルからナチス時代にかけての、「読書」と「図書館」の展開と顛末を追った一冊。
建築家・仙田満が生み出す、創造的な“あそび環境”である「YUGU」=遊具。遊環構造をもったダイミナックで巨大なストラクチャーや、三次元のあそびをもたらす立体的な遊具の数々は、世界中のこどもたちの冒険心や好奇心を刺激し、時間を忘れてあそびに夢中にさせる。YUGUによって“あそび環境”そのものを創出し、こどもの自由な心と健全な体を育成してきた仙田満のプラクティカルな発想の集大成。
現存する世界最古の図書館では貴重な写本のデジタル化が進められ、荘厳な修道院建築の図書館では結婚式が開かれる…図書館は時代と共に進化しています。国家による検閲がかけられた記事を公開し、権力と戦うバーチャル図書館、老若男女、障がいがあっても利用できるよう工夫を凝らした図書館、砂漠の中で気象変動から本を必死に守っている図書館もあれば、宇宙船のような最新建築で文化開発プロジェクトの中心を担う図書館もあります。本書では、人々が集まる空間を提供し、知識を共有して次世代へ繋ぐために進化を続ける「53の図書館」を美しい写真とともに紹介。図書館の使命や役割、あり方についても改めて考えさせられる1冊です。
文×論。
【発見】
「最も大切な人間の思想/歴史としてのユマニスム」大江健三郎×パスカル・キニャール
【戦争特集・戦場の_ライフ】
・新連載
「セキュリティの共和国ーー戦略文化とアメリカ文学」新田啓子
・エッセイ
「父が見た「事務と戦争」」阿部公彦
「日常の延長としての戦争」藤原辰史
「ネット時代の「戦陣訓」」保阪正康
・批評
「記憶の貯蔵庫としての駅ーー『アウステルリッツ』とキンダートランスポート」松永美穂
・article
「平和な世界ってどんな世界?」奥野華子
【新連載エッセイ】
「星になっても」岩内章太郎
【創作】
「池の中の」井戸川射子
【中篇一挙】
「その音は泡の音」平沢逸
【連作】
「翔ぶ女たち 魔女たちのエンパワメントーー『テンペスト』から『水星の魔女』まで」小川公代
「文学ノート・大江健三郎 沸騰的なような一九七〇年代ーー大江健三郎/蓮實重彥」工藤庸子
【批評】
「新しいコギト、あるいは非有機的生」宇野邦一
【New Manual】
「月の光と薔薇の花」片岡義男
【論点スペシャル】
「ドキュメンタリーの実験と挫折と快楽」佐井大紀
「岡崎京子を今読みなおすこと」杉本章吾
「押しつけられた暗闇」田中みゆき
「BTS --救済の文学」鳥羽和久
「300年の「無力」を超えて SRHRという希望」福田和子
「誇示考」山本圭
【本の名刺】
『我が手の太陽』石田夏穂
『天涯図書館』皆川博子
『もぬけの考察』村雲菜月
『新古事記』村田喜代子
『ジューンドロップ』夢野寧子
【連載・随筆・書評】
井戸川射子/松浦寿輝/羽田圭介/上田岳弘/保坂和志/堀江敏幸/吉岡乾/岩川ありさ/戸谷洋志/福尾匠/松村圭一郎/木下龍也/諏訪部浩一/青葉市子/毬矢まりえ×森山恵/鎌田裕樹/稲垣諭/奈倉有里/宇野常寛/永井玲衣/百瀬文/田中純/石戸諭/東辻賢治郎/三木那由他/古井由吉/穂村弘/くどうれいん/石井ゆかり/鷲田清一/大澤聡/大澤真幸/川勝徳重/永井みみ/朝比奈秋/海野農/酒井朋子/高柳聡子/鳥山まこと/野々井透/野村由芽/石原海/ミヤギフトシ/石川忠司
「人間、致死率100%だからね。」と言っていた黒山羊さんこと松本良子。昨年大好きな香港で生を閉じた。一周忌を前に、心友のエッセイスト大島真理が、出会いから別れまでの二人の50年の「時のミルフィーユ」を編んだ生きた証の書。