1920年代のアメリカ南部。「ぼく」は、本が読みたいという気持ちでいっぱいでした。でも、黒人は図書館を利用することができません…。本と出会い、肌の色がちがっても、「自由」を求めてやまない人びとを知り、成長していく「ぼく」-。黒人の子どもたちを主人公に、本を読む楽しさや図書館の魅力について描いた絵本。
ふくろうのひなたちがある夜目をさますとおかあさんがいない。しんとしずかな夜の森。みをよせあってママのかえりをまちわびるひなたちのふあんにゆれる心。
『おやすみなさいおつきさま』が出版されて2年後、マーガレット・ワイズ・ブラウンとクレメント・ハードは、ふたたび共同で絵本を作りました。それが、この『ぼくのせかいをひとまわり』です。あのうさぎくんの、身近な世界がえがかれています。“おおきなみどりのへや”の外、小さなうさぎくんの世界をたのしんで。
子どもは、とてもできないと思っていたことや怖いと思っていたことに、勇気をふりしぼって挑戦し、ハードルを越えられたとき、自信と自立への大きな一歩を踏み出すものだ。この絵本はそのことを、臆病者だった可愛らしいネズミ君の森への探検行をとおして、ドラマティックに描き出している。子どもに対して過保護になっている現代の親たちと社会に、子どもが育つとはどういうことか、その大事なことに気づかせてくれるだろう。
女王さまのぼうしがかぜにとばされてみんながあとをおいかけます。女王さまも、えいへいたちも、女王さまのいぬも、女王さまのしつじもはしりますよ。さあ、いっしょにロンドンをめぐるたびへ!
町外れの私立図書館・黄昏堂。そこで働く新人司書・湊は、怠惰で偏屈な館長・空汽や愛猫のクロ、数少ない常連客に囲まれ仕事に励む日々を送っていた。ある日、忽然と姿を消した来客を捜す最中、空汽に案内されたのは地下書庫の隠し扉。“永劫廻廊”と呼ばれる異界へつながる道で、湊は神々や使い魔たちと出会い、やがてある手記にまつわる“時空を超えた謎”を知ることとなりー。古書に秘められた人々の想いが奇跡を呼ぶ、ビブリオファンタジー。第8回ネット小説大賞受賞作。
高校生になれない!?進学の条件は、大学図書館でのボランティア!?活版印刷・手製本・世界三大美書。夏ードタバタ奮闘した双子姉弟の、青春小説。
せかいってなあに?だれのためにあるの?森のおくでクマのこがママに、あつい草原でライオンのぼうやがパパに、海の中でクジラのこがかあさんに、ききました。せかいは…。
ぴかぴかの、すてきなぼうしがあった。黒いりっぱなシルク・ハツト。ある日、風にふきとばされて、ベニト・バドグリオのはげ頭の上に。それからおこるふしぎのかずかず。ベニトとぼうしの大かつやく。
きょうは、朝から上天気。5人のかりうど(あかちゃんもいれて。でも犬はかぞえない)が、クマがりに出かけます。みんなで、ちっともこわくない、っていいながら、草原をぬけたり、川をわたったり、ぬま地をとおったり。さて、どうなるのかな。この絵本は、子どもたちのあそび歌が、もとになっています。文を読みながら、同じような動作ー草をかきわけたり、川をわたったり、そしてクマにであったら家ににげかえるなどーをしてあそべます。
小5の夏休み、新しい町に引っ越してきた白石萌は、子犬のソラと散歩中に、同い年の男の子に出会う。犬と同じ名前だという宙くんは、ムッとしてるかと思えば、急にやさしく接してくれたりして、不思議な感じ。新学期に入って宙と同じクラスになった萌は、宙の過去を知りー。洋館風のステキな図書館、クラスメイトや司書の先生、そして愛犬とともに、萌の新生活がはじまる。小学中級から。
映像作家がつくった日本一チャーミングな図書館。みんながワクワク動きだす場づくり人づくり組織づくり21の秘策。