クロドリは、王様にたたかいをいどむため、武装して出かけました。クロドリのおくさんが、王様にさらわれてしまったからです。とちゅう、ネコと木の枝、川、アリがなかまに加わり、クロドリの耳の中におさまって、いっしょに行くことになりました。クロドリは、王様の前にとおされましたが、さて…。
図書館で出会った「ヘンゼルとグレーテル」。ヘンゼルとグレーテルが大げんか!ヘンゼルが魔女に食べられちゃった!!なんだか話が壊れてる…。世界中の物語を守っている世界の図書館からSOS!ミッションは物語から盗まれたキーワードをさがしだし、物語の世界を守ること!異世界での大冒険、はじまる!
京都の一角にある「からくさ図書館」は、優しげな館長さんと可憐な少女が二人きりで切り盛りする、アットホームな佇まいの私立図書館。奇妙な“道なし”と出会ったお客様が訪れる図書館で、解決法を記した不思議な書物を紐解く図書館長・小野篁こそは、彼らを救う“冥官”だった。季節は春。篁たちのもとに、上官である安倍晴明が訪れる。彼が新米冥官の少女・時子に伝える使命とはー。悠久の古都で綴られる、ほろ苦くも温かいライブラリ・ファンタジー、第二集。
深刻な麦の不作に苦しむアルデシュは、背後に接する大国ニザマに嗾けられ、今まさに一ノ谷に戦端を開こうとしていた。高い塔のマツリカは、アルデシュの穀倉を回復する奇策を見出し、戦争を回避せんとする。しかし、敵は彼女の“言葉”を封じるため、利き腕の左手を狙う。キリヒトはマツリカの“言葉”を守れるのか?
期末テスト中の慌ただしい9月、風ヶ丘図書館で死体が発見された。閉館後に侵入した大学生が、山田風太郎の『人間臨終図巻』で撲殺されたらしい。しかも現場には一冊の本と謎のメッセージが残されていた。警察に頼まれ独自の捜査を始めた裏染天馬は、ダイイングメッセージの意味を解き明かせるのか?ロジカルな推理、巧みなプロットで読者を魅了する“裏染シリーズ”第4弾。
いじめがきっかけで学校に行けなくなった、小学6年生の火村ほのか。たどり着いたおんぼろ図書館でみどり色の司書、謎の少年、そしてたくさんの本に出会い、ほのかの世界は少しずつ動き出す!こころを彩る感動の物語。世界一美しいラストが、あなたを待っています。第1回氷室冴子青春文学賞大賞受賞作。
世界情勢の変化と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。そんな時代に、本を利用者に無料で貸し出す私立図書館があった。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、さえずり町のサエズリ図書館。今日もまた、本に特別な想いを抱く人々がサエズリ図書館を訪れるー。書籍初収録短編を含む、本と人の奇跡を描いた伝説のシリーズ第1弾、待望の文庫化。
パパはぐんたいに入っちゃった。でも、ぼくにはボブがいる。ボブはだれにも見えないんだ!こどくな少年がほんとうの友だちにめぐりあうまで。
クリスマス・イブには、みんな、つぎのあさをたのしみにして、ぐっすりねむっているでしょう?でもね、ゆきだるまたちはわいわいあつまって、おいしいものをたべたり、うたをうたったり、おおさわぎ!みんなしってた?ゆきだるまのひみつがのぞけるすばらしいクリスマス・イブにあなたをごしょうたい。
唐招提寺の金堂を守る4人の“すみ鬼”のうち、一人の顔だけが違っているのはなぜ?今から300年前の元禄時代、大工見習いの少年が“すみ鬼”と出会ったことからはじまる物語。
デンマークの図書館サービスは世界でもトップレベル。北欧の豊かな「公共図書館文化」を余すところなく紹介。カラー口絵4P、写真多数。様々な角度から北欧公共図書館のその魅力を浮き彫りにするとともに、公共図書館の成熟に「平等」「共有」「セルフヘルプ」といった北欧社会の理念が密接に結び付いていることを明らかにする。
鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だったー。ファンタジー界を革新する大作、第45回メフィスト賞受賞作。