ピーターは、死にかけていた子ギツネを助ける。それ以来、パックスと名づけられたキツネとピーターは、ずっといっしょに生きてきた。でも、別れなければならなくなり…。運命に立ち向かうことの大切さを教える、胸を打つ感動の物語。
欧米では長く日の当たらない存在だったが、スーパーフードとしていま世界中から注目される海藻…世界各地のすぐれた海藻料理、海藻食文化の豊かな歴史をたどる。日本の海藻については一章をさいて詳述。
ヴァチカン聖庁の枢機卿を大叔父にもつ玄須聖人は、ローマ大学留学中。ダビデ像に似た美丈夫のマリク神父と友達になり、オペラ公演に出掛けることに。会場では、奇しくもヴァチカン図書館の蔵書の刻印がある本を拾い、なぜか惨殺死体まで発見してしまう。本の持ち主を突き止め、イギリスの屋敷を訪ねるのだがー聖人とマリクが、暗号化された「聖杯」の秘密を読み解き、真相に迫る!ビブリオミステリー!
再び捕らわれの身となったジェイコブとエマは、コールの最後の陰謀を知り愕然とする。コールは、古いタイムループに存在する「魂の図書館」を探し出し、保管されている古代の強力なピキューリアの魂を手に入れようとしていたのだ。世界の支配を目論むコールと、ジェイコブとエマの最終決戦がついに始まる。そして二人の未来の行方は?
スマホとつき合う時間は忙しく過ぎ去るが読書の時間はけっして過ぎ去らず、よみがえる記憶とともにある。読書は心の筋肉をきたえる。
教養という概念は「人格は形成されるもの」という考えと結びついている。人格を形成する役割はかつて哲学や純文学が担ってきたが、ゼロ年代になると若者に対するポップカルチャーの影響は無視できないものとなった。本書では、教養として「10年代アニメ」を分析することで、現代社会や若者文化についての理解を深めていく。
公共図書館は何をしてきたか、何ができるのか。装備、図書館員、貸出カウンター、出版業界など、多様なテーマから歴史を見直し、「もうひとつの」可能性を考える。
未来に遺し続けたい、極上の空間美。フランスの建築写真の第一人者が、ヨーロッパを中心に世界12カ国、計23におよぶ由緒ある図書館を訪ね歩き、その絢爛豪華な空間・意匠を約200点の美しい写真に収めた。それぞれの図書館の成り立ちやドラマに満ちた歴史をひもとく解説も収録。
GHQによる「航空禁止令」のもと、占領下の日本では、航空機保有はおろか、教育や研究も禁止されていた。民間航空再開の日を夢みて奮闘し、「日本航空」創立後は、現場主義・安全運行を何より徹底した先達たち。その気概に満ちた歳月を、当時を知る関係者の貴重な証言をもとに描いたノンフィクション。文庫化にあたり大幅加筆をした決定版。
本が大好きなクララさんは、ねこの町に子どものための本屋さんをオープンしたばかり。ある日、犬の村の“ゆうやけ図書館”で子どもたちが本に夢中になっているといううわさを聞いて、ようすを見にいってみることにー。どのお仕事にもそれぞれ素敵な「ひみつ」があります。お仕事を通じてだれかを幸せに、さらにその幸せを受け取った人からまただれかに幸せが広がっていく…。そんな「ねこの町と犬の村シリーズ」第3弾は、本屋さんと図書館が舞台です。そこは夢いっぱいの本のワンダーランド!すべての見開きにかわいい挿絵入り。
標津・根室/石狩/南相馬・双葉/酒田/会津若松・米沢/東京/横浜・横須賀/三国峠/三宅島・八丈島/富山/富士山/御前崎/野麦峠・高山/豊橋/舞鶴/彦根/岡山/高知/広島/山口/福岡/対馬/椎葉/島原/鹿児島。北海道から九州まで!伊能図と今の町、比べてみたら25選。あなたの住んでいる町の江戸時代にタイムスリップ!あの火山は江戸時代に噴火していなかった?津波の予測もできる?これからの町づくりにも生かせる?過去から未来が見えてくる。
交番連続放火事件、発生。が、犯人の目処は立たず。警察庁の謀報機関アサヒに「犯人は警官で、かつ警察内部で暗躍するスパイ組織」との情報が届き、アサヒはスパイ確保に動き出す。と同時に警察庁長官直轄の秘密警察“図書館”も始動。元警察官僚の著者が放つ、組織の階層の生態と権力闘争を克明に描いた警察小説にして本格ミステリの傑作!